2017年3月21日火曜日

ゲームクリア感想82:ホライゾン ゼロドーン


再び一大事です。
この「作品」は「事件」です。

ペルソナ5の記事と似た書き出しとなりましたが、それだけ絶賛せねばならない使命感を抱えながらこの文章を書いています。

 これもペルソナ5と同じで、発表時こそ即購入決定レベルの強い期待を寄せていたものの、情報が公開されるにつれ「自分向きではないかもしれない」という不安ばかりが高まってしまい、発売日を迎えてもまだ購入を迷っていました。
 翌日、購入を決意して店に寄ったら売り切れており(洋ゲーが売り切れていたのを初めて見た)、それによりますます購入意欲が煽られ、その日のうちにダウンロード版を購入しました。結果的には大正解でした。

そしてクリアした今、こんな良作を世に出した制作陣への感謝が溢れて止まりません。
Guerrilla Gamesのソフトはキルゾーン2の体験版を開始3分で詰んだだけの経験しかなかったのですが、今作でファンになりました。


機種:      PS4(ダウンロード版)
クリア時間:   約70時間?(サブクエストや収集要素一通りクリア)
トロフィー収集率:84%(プラチナトロフィー獲得目指し中)
難易度:     ノーマル


【良かった点】

◎◎一段階進化したオープンワールド

これは私の中で画期的なのですが、オープンワールドに感じる「面倒臭さ」がほとんど無いです。これまでの同系統のゲームでは、面白くても移動やロードが長いなどを受け容れた上で楽しんでいたのですが、今作ではほぼ全ての要素が快適かつ面白かったです。

移動…超快適です。走るのも速い上にスタミナ切れなしで、乗り物に乗らなくても全く困りません。崖登りもスイスイ登れて、この手のゲームの中では最速レベルです。その割にモーションが自然なのであんまり違和感がないです。
 ファストトラベルも特定のアイテム購入まではアイテム制ですが、豊富に手に入るのでこちらも困りませんでした。安価で買えるので実質無制限みたいなものです。

ロード…ダウンロード版なのもあるかも知れませんが、そんなに長く感じたことはないです。フィールドも街もダンジョンも全てシームレスなので、イベントとコンティニュー以外でロードに煩わされることはありませんでした。

その他快適な面…
☆スキル取得や売買などは、誤操作防止の為「選択してからボタン長押し」で決定となり、この長押しの時にコントローラが振動するので解りやすい。
☆レアアイテム入手時にはコントローラから音が鳴って知らせてくれる。
☆戦闘中でも武器選択画面で矢弾作成可能(スローがかかる)。

 など、ゲーム進行が中断されることがないように意識された作りなので、エンディングまで夢中になって楽しめました。
 とにかく「手触りの快適さ」に尽きます。これまでなかなか成し遂げられなかった改善を成し遂げたと思うので、これだけ書いても自分の筆力じゃ褒めきった気にならないですね。

◎充実したコレクタブルによる探索の楽しさ

このゲームはノーヒントの収集物が非常に充実しており、数が多いだけではなく中身も充実しているのが他とは一線を画しています。メインのストーリーはキャラクター間のやりとりを中心に進むので、世界観の補完などを収集テキストや音声でしていきますが、一つ一つが凝った作りで集めがいがあります。
 この「収集物が充実しているので探索にやりがいがある」という点は、個人的にかなり推しです(数と内容を両立させたゲームは少ないので)。

◎圧巻のグラフィックと緻密な世界観、それに伴うスクリーンショット撮影の楽しさ

グラフィックは、この先2,3年はこれを超えるものは出てこないのではないかというレベルで綺麗です。誰に見せても綺麗だと感じるのではないでしょうか。とにかく夜景がとても幻想的で、初めて見た時は息を呑むほど感動しました。
 綺麗なだけではなく、滅びた文明と繁茂する自然が調和した世界自体が緻密に作られているからこそ、どのシーンを切り取っても映えます。滅びた文明とか、遺跡と呼ばれている文明建造物とかに惹かれるタイプの人は満足すること請け合いです。

 また、このゲームを語る上で忘れてはならないのが、ゲーム内のフォトモードの存在です。グラフィック自体が綺麗すぎてスクリーンショット撮影自体が一つのゲーム性を帯びているのを初めて体験しました。制作陣も意識していたのか、フォトモードはかなり細かく設定できるので、お気に入りの一枚を撮ろうと四苦八苦するのが楽しかったです。
 これも一種の「ゲームはグラフィックじゃ語れない」に対するアンサーなのかも知れないと思いました。

◎メインストーリー

オープニングから引き込まれました。ここ何年かで遊んだ中で一番オープニングが良かったです。オープニングから本格的に旅立ちするまでの導入部は、話としてもチュートリアルとしても非常によく出来ているので、戸惑うことなくゲームに入れました。
 途中で少々「?」となる展開もありますが、終盤は見慣れたRPGっぽい展開になり、それはそれで熱かったです。そしてエンディングは目が潤みました。
 全体的にツボは抑えた作りで、主人公の物語としてもしっかり完結したと思います。

◎思った以上に手軽でスピーディーな戦闘

購入を躊躇していた一番の理由がこれでした。私はアクション操作が下手なゆえに所謂「狩りゲー」が大の苦手で、今作でも難しい操作を要求されて詰んだらどうしようという不安がありました。動画を見ても、回避や弓の照準合わせなど苦手な操作ばかりで……

 しかし蓋を開けてみたら杞憂でした。幸いなことに狩りゲーではなくRPGで(ここ超重要)、回復アイテムが豊富に手に入る上に、スキルと装備をそれなりに整えておけば下手でもちゃんと複数相手に勝てました。ザコ敵なら索敵能力も低いので、草むらからのステルス暗殺でサクサク頭数を減らせますし、オーバーライドや穢れの武器で同士討ちを誘ったり、弱点属性でひたすら連射したりと、ちゃんと考えて挑めば強敵相手でも程よい緊張感で勝てました。
 そして、緊張感だけでなく、爽快感もしっかり兼ね合わせているので「この手の洋ゲーは戦闘がちょっと…」という不安もしっかり解消されました。トリプルショット(矢を3つ同時に射るスキル)に慣れた頃には、狙撃でも中距離戦でもバリバリ戦えます。

 また、メイン武器は弓なので照準合わせが要求されるのを危惧していましたが、最序盤で一定時間スローになるスキルを習得できるので、それを活用すればそんなに困りませんでした。 
 狙いをつけなくても、武器の操作性を改造アイテムで高めて(弓ならサクサク連射できるようになる)、回避と回復をしながら弱点属性の攻撃をひたすら連射するだけでもある程度は倒せるので、戦闘面での過剰な心配は不要だということを伝えたいです。それでも不安が残る方のために、ちゃんと難易度イージーもあります(トロフィー取得にも影響しないので安心)。

◎音楽が良い

メインテーマとそのアレンジのフィールド曲(序盤の土地で流れる)が好きです。
民族音楽風の戦闘曲も良いですが、戦闘中は慌ただしくてじっくり聴けないのが難点。
余談ですが、最近は洋ゲーも音楽面が強化されており、ゲーム音楽と言えば日本一強という私の中の固定観念が崩れてきています。


◎ローカライズの細かさ

これは本当に感心しました。ただ訳するだけではなく、ニュアンスも汲み取って日本受けするように訳されているので(「禍ツ機」「天照」など)、世界観に入り込みやすかったです。収集物や村人の会話なども余さず日本語訳されているので、英語力は不要です。この労力に恐れ入りました。 

◎トロフィーが取得しやすい

少々面倒だったり腕を必要とするものが数個ありますが、それ以外はメインシナリオとサブクエスト及び収集物をしっかりこなしておけば自然に取れるものばかりです。難易度限定などは一切ありません。私もプラチナトロフィーを目指して頑張ろうと思います。

◯便利な回復システム

作業になりがちな採集に意義を与えた素晴らしいシステムだと思いました。
回復薬とは別に、回復用の植物さえ採取しておけば(十字キー上)一押しで回復できる手段があり、是非他のゲームにも真似してもらいたいです。
 これは数さえ溜まっていれば体力ゲージ全回復なので、何度も助けられました。不足すればその辺の植物を採集するだけなので、補充も容易。


【気になった点】

×物を預けられない

収納を最大までアップグレードしても、資源があっという間に満杯になります。
容量を今(100)の倍にするか、或いはセーブポイントでも家だけでもいいので、ものを預けられる場所が欲しいです。強敵のドロップアイテムなどは記念に取っておきたいので……
 というか拠点となる場所が欲しかったです。序盤の実家なんて、イベントシーンでは内装まで細かく出来ているのに一切入れなくなるので、勿体ないし寂しいです。

△騎乗が期待外れ

一部の機械はオーバーライド(メインシナリオで習得)することによって騎乗して移動できますが、生身と操作が違うので混乱するし、走りに比べて大して速くないし、何よりも乗りながらアイテムが拾えないので、ほとんど使いませんでした。
 ロマン要素と割り切っていますが、もう少しとっつきやすく出来た気がしてなりません。

△敵のクールダウンが微妙に長い

近くにいるとなかなか警戒を解いてくれないことが多々あり、ちょっと焦れったいです。倒せばいい話なのでさほどマイナスではないものの。

△ボイスが飛ばされてしまう

ゲームあるあるですが、今流れているボイスに別のボイスが被ると、前のボイスがスキップされてしまうので、何度か聴き逃しました。このゲームは走るのが速いので、意識的に立ち止まらないとフルで聴けないボイスがあるのがやや残念。


【まとめ】

オープンワールドを一段階進化させた作品です。
 「広すぎてだるい」「戦闘が単調で退屈」あるいは「メインの話がつまらない」などの、これまで他作品でなされた批判を丁寧に一つずつ検証していって、取捨選択の果てに遊びやすく仕上げた印象です。
 戦闘中に矢弾を作成できてしまうのはやりすぎな気もしますが、取捨選択を突き詰めてリアリティより戦闘のテンポを取ったと考えれば納得です。実際この仕様のお陰で戦闘はスピーディーに展開しますし。

 また、良質なストーリーや世界観にしっかりゲームシステムが組み込まれているので「雰囲気ゲー」で落ち着くこともなく、ゲームとしてエンディングまで楽しめるのも良い点です。
 加えて、オフライン専用にしたのは断固支持します。オンライン要素があっても楽しめる可能性を十分に有しているとは思いますが、オフライン専用でなければここまでストーリーや世界観に力を割けなかったと考えているので、あくまでオフラインとしてこだわり抜いた制作陣の選択は大正解でした。

 とにかく、語りたくなる良作を体験できて良かったです。同じオープンワールドならファークライ3、アサシンクリード4やダイイングライト、RPGとしてなら(最近では)ペルソナ5の完成度と同じ衝撃を覚えました。
「今PS4本体と一緒に買うなら、ペルソナ5かホライゾンゼロドーン」というのを今後の指標にするつもりです。
 本作を体験した後では、これ以前の同ジャンルのゲームに耐えられるか新たな不安が生まれるほどです。

 今は拡張パックの開発に取り組んでいるとのことで、そちらも非常に楽しみです。
そして、もし可能なら是非続編を遊びたいです。


ホライゾンゼロドーン、推します。推せます。





 









2017年3月4日土曜日

ゲームクリア感想81:Submerged(PS4版)


事前情報:3月8日(水)までPS Storeでセール中です(リンク先重いかも)。
割引価格700円ですが、PS Plus会員なら400円でした。


前々から気にはなっていた作品で、上記セールにて発見したので早速400円という安価で購入しました。
以前はあまり興味のなかった非戦闘系アドベンチャーゲームですが、去年Gone Homeを遊んだ辺りから俄然興味が湧き、最近は積極的に遊ぼうと思っています。

クリア時間は約6時間で、トロフィー収集の時間を足しても約7時間程度でした。
トロフィー取得率は100%です。


【良かった点】


◎サクサク進む

グラフィックはPS3、モーションはPS2のレベルですが、その分、徒歩も船も操作はなかなか快適でした。この手のゲームに有りがちな「オブジェクトに引っかかる」というのがほとんど無く、いかにも引っかかりそうな草や根っこも通れます。
 この手の非戦闘系ゲームは操作面に難ありだったりするので(意図的な場合もあると思われる)、この点でストレスが少ないのは好印象でした。

◎プチオープンワールドでノンバーバルなゲームデザイン

弟を助けるため、物資を探しに水没した都市を船で探索する…というのが大まかな流れですが、時間制限もなく、物資はマップ上のどこから手を付けてもOKです。次に行く場所が決まっているリニアな内容をイメージしていたので、意外な自由度に驚きました。小規模ながら、オープンワールドの基本は揃っている感じです。

 また、このゲームではボイスはごく僅かしかなく、イベントもセリフ無しです。主人公と弟がどうして水没都市に来たか、都市はどうして滅んだか、そして各種収集要素、いずれも言葉ではなく画で語られます。それの描き方が巧みで、短いながら心に残るシナリオになりました。
 文字自体が少ないので、微妙な訳もさほど気にならなかったです。

◎スクリーンショットに耐えうる美しい風景

「グラフィックはPS3レベル」と書きましたが、このゲームはとにかく遠景が綺麗で、大手PS4タイトルにも引けを取らないです。水没都市を少し抜けて、広い外界を小さな船で進んでいるだけでも、綺麗な風景に感動します。
 更に昼夜と天候の変化も実装されており、短めのプレイ時間の中で風景に飽きるということはありませんでした。非常にスクリーンショットが捗ること請け合いです。

 加えてフォトモードが存在するのも魅力です。ポーズメニューの「ポストカードを作る」がそれで、時間を止めてスクリーンショットの作成・撮影が可能です。

◎音楽

これがとにかく良かったです。非戦闘系ゲームは大抵音楽面に力が入っていますが、今作もまさにそれで、PS4に慣れた目ではややグラフィック面で見劣りしてしまう世界を見事に盛り上げていました。

◎トロフィーが非常に取得しやすい

根気と運次第では自力で100%も可能です。私はあと数個の収集要素がどうしても見つからなかったので攻略情報に頼ってしまいましたが、特に腕を必要とするような難しいものは一切無いので、その方面でもおすすめです。


【気になった点】


×地図の拡縮不可

アイコンが重なって見えづらかったりするので、この点は拡縮できると良かったです。

×望遠鏡が使いづらい

今作では望遠鏡を覗いて見回すことで、物資や収集要素がある場所を発見できます。
望遠鏡だから仕方ないのですが、可視範囲が狭くて使い勝手が悪いです。
あと、見つけた後に一定時間注視しないと地図には登録されない上に、一度視界を外したりして見逃すと、また構え直して見る必要があるのも煩わしかったです。


【まとめ】


 予想以上に自分好みな内容でした。
 キャラクターのモーションやグラフィックなどは、流石に昨今のゲームに慣れると懐かしく感じますが、ゲーム自体が短く、また難しい操作も要求されないので、ストーリーや世界観だけを追っても十分に楽しめました。
 特に日本語訳が無いと詰まることも無いので、環境によっては英語版で遊ぶのも有りかと思います。
 
 また、今作をクリアして、私はそろそろゲームの「戦闘」要素に飽き始めているのでは?という疑念が湧きました。思えばこれまで戦闘要素の有るゲームばかりを遊んできましたが、最近は「探索」や「移動そのもの」という、旅行のような要素を期待してゲームを探すことが増えました。
 といっても、戦闘要素もやればやったでまだまだ楽しいので、正確に言うならば「楽しめる要素が最近になって増えた」ということなのかも知れません。

 そういう事に気が付かせてくれただけでも、400円で入手したゲームながらに良い体験が出来ました。

ゲームクリア感想80:タイタンフォール2(PS4版)


事前情報:3月8日(水)までPS Storeでセール中です(リンク先重いかも)。通常版は3,622円、Deluxe版は4,177円とのことです。


このゲームクリア感想記事も80回目を迎えました。
閲覧数は下がる一方ですが、自分の備忘録も兼ねているので、そのあたりはなるべく気にしないようにします。

そして今作ですが、インターネット上での評価が全体的に高かったのと、去年末のPS Storeのセールでほぼ半額だったので、思い切って購入しました。元々、ロボットFPSということで一作目から興味があったのですが、オンライン専用だったのでスルーしていました。キャンペーンモードが追加されたこの機会にようやく手を出せた、という感じです。

また、マルチプレイはトロフィー取得のため触り程度やっただけで、以下の文章は全てキャンペーンモードの感想となります。

難易度はNormalで開始して、後半でeasyに変更しました。
プレイ時間は約15時間くらい? トロフィー取得率は58%です。
ちなみに好きなタイタンはイオンですが、よく乗っていたのはトーンです(リンク先両機ともyoutube)。


【良かった点】


◎快適さと迫力を両立した操作性

これ以上に壁走りが楽しいゲームはタイタンフォールの続編でしか出てこないのではないでしょうか。これまでゲームの壁走りというと、数あるトリック(技)の一部でしか無かったのを、しっかりゲームの面白さに組み込んでいるなと感じました。勿論、壁以外の移動もヌルヌル動くので快適です。
 うまく走れるようになるには多少の反復練習が必要かも知れませんが、操作それ自体が快適なので繰り返しがさほど苦にならないです。探索はほぼ一本道のため、この壁走りをそれなりに出来るようにならないと詰むので、結構頑張りました。死んでも早目に再開できるのでトライ&エラーのストレスもさほど無いです。

 また、一人称視点故に迫力があり、VR機器も無いのに壁走りを擬似体験できました。ほぼ毎回身体が釣られて動いてしまったレベル。
 逆に、タイタン搭乗時は重量感のある操作となりますが、こちらも快適に操作できました。アーマードコア的なハイスピードアクションではなく、フロントミッション的な重たい感じですが、もっさり感は無かったです(ゲージ消費でダッシュできるので)。


◎FPSなのに爽快な近接攻撃

相手が生身なら当てさえすればワンパンです。そのため戦闘がスピーディーで、流れるように戦えます。これは新鮮でした。


◎ゲームの起動が速い

PS4で他のゲームを終了してから起動して、10秒位でスタート画面につきました。
他のゲームなら読み込みやらロゴ表示やらで倍以上はかかるのが当たり前なので、感心しました。
 また、動作面においても、不具合は一切発生しませんでした。


◎(日本語版)全編吹替対応

かなり激しく動くゲームなので、これは有難かったです。演技も格好良くと雰囲気が出ていたし、没入感はバッチリでした。

◯洗練された演出・シナリオ

大雑把に言えば、話はロボットと人間のバディものなのですが、オープニングから出会い、そしてエンディングまでとても綺麗にまとまっていて、ゲームシナリオのプロの仕事を感じました。一つ一つの会話は短いのに、優れた演出と合わせて心に残るものになりました。喋って戦うロボット好きには堪らないと思います。

 また、ゲーム中盤の箇所ではとあるギミックを使ってゲームを進めるのですが、ありそうで今まで体験したことがなかったギミックで、とても新鮮でした。


◯チャプター選択可

これは地味ながら親切だと思いました。トロフィー取得に活用しました。


◯モーションへのこだわり

戦闘中は忙しくてじっくり見られないのですが、敵味方・生身タイタン問わずモーションが細かくて、ゲームで表現できるリアルを真剣に突き詰めているのを感じました。敵の攻撃中に倒すと、引き金を引いたまま倒れてゆくとか(これ自体は他のゲームにもあるだろうけど)、壁走りという非現実的なアクションでもしっかり足が壁についている感じとか、こだわらないとここまでは作り込めないだろうなと思います。


【気になった点】


△近接攻撃としゃがみのボタン配置

R3で近接攻撃、◯ボタンでしゃがみ(地上を走っている時はスライディング)というボタン配置には混乱しっぱなしでした。しゃがもうとして拳を空振らせ、殴ろうと思ってしゃがむのは日常茶飯事。R3押し込みで近接攻撃は、実際にやると重量感があって癖になるのですが、あんまり慣れることはありませんでした。
 私自身が「コントローラ右端のボタン(Aボタンや◯ボタン)は攻撃」という、日本のゲームに慣れた末の先入観を捨てきれていないのかも知れません。

△短めのキャンペーン

せめてあと2章くらいあると良かったなぁと思います。本筋の話自体が短いので、バディものなのにあんまり相棒に愛着が湧かないまま終わってしまった、というのが率直なところです。やっぱりマルチプレイを重視しているのか「メインモード」というより「キャンペーンモード」な作りで、どこかあっさりしており、物足りなさを感じます。


△(日本語版のみ)ローカライズがあと一歩

吹替があるだけでも好待遇なので贅沢は言えませんが、若干翻訳が固く感じるのと、ご多分に漏れず日本語字幕の文字サイズが小さいのが気になったと言えば気になりました。

△やっぱり海外FPSなので

爽快であっても、近接攻撃は脇役です。これは好みの問題ですが、タイタン搭乗時の近接攻撃はもっと強くして欲しかった。ローニン(名前の通り大きなブレードを持っているタイタン)は正直期待外れでした。ブレードをブンブン振り回して暴れる日本のゲームみたいなのをイメージしていたので、肩透かしを食らいました。

 これを言うとファンの方々を怒らせてしまうと思いますが、正直タイタンの性能にあんまり差異を感じなかったのが正直な所です。
「近接重視」「射撃重視」というより、まず射撃が大前提で、近接とかはあくまでサブウェポンなので、ロボットがぶつかりあう大迫力! 衝突音がガキーン!! を期待していた身としては、タイタンに搭乗してもやることは生身とほぼ一緒になってしまうのにモヤモヤしました。


【まとめ】

「ザ・プロフェッショナルの仕事」です。
高い開発力・最新のセンス・FPSへの情熱などが十分に込められており、それ故にキャンペーンモードだけでも凄く高品質なゲーム内容になっていると思います。

 ただ、それと自分に合っているかは別問題となってしまい、私としては同じFPSであっても、やはりシングルプレイでストーリー主体の方が好みなので、キャンペーンモードを一度クリアしたら満足してしまいました。
 高評価に釣られてやった甲斐はありますが、キャンペーンモードであってもゲーム内容はガチ勢向けで、FPSやジャンプアクションが極端に苦手だと詰みかねないと思いました。私自身もこの2つが不得意で、後半のとあるボスが突破できず、そこで難易度を下げました。万人向けではないので、その点だけ自分の腕と相談が必要かもしれません。今ならセールで安いので、苦手意識を克服するならちょうどいい機会かも。

 ただ、そうしたプレイヤー側の事情を除けば本当によく出来たゲームなので、発売時期の悪さ(昨年は大作に囲まれていた)にめげずに制作陣は報われて欲しいと思いました。




あとElectronic Arts Japanへ。

Mass Effect Andromeda日本語版ッッッ!!!!!!!!!!

発売せよッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!