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ゲームクリア感想78:Everybody's Gone To The Rapture -幸福な消失-(PS4版)

多忙な方向けに、先に重要なことだけお伝えします。 ・2017年1月、PS Plusでフリープレイ配信中      (あと2週間しかないので気になるなら早めにダウンロード) ・結論から言うとかなり推せる 以上です。 一昨年のPS Store配信当時から気になっていたものの、価格に見合う内容かどうか不安でカートに入れては削除を繰り返していたゲームでした。 今回、PS Plus会員向けにフリープレイとして配信されたので、これはまさに好機と思いダウンロードしました。 クリア時間は約7時間。プラチナトロフィー取得の周回を含めると約12時間です。 実質4周しましたが、その甲斐あって無事にプラチナ取得できました(効率的にやれば2周で済みます。私は攻略情報を見たにもかかわらず凡ミスで周回が増えました) 【良かった点】 ◎ゲームプレイに大きく寄与しているグラフィック  「グラフィックが良くても面白いゲームになるとは限らない問題」に対しての(数少ない)グラフィック側の解答かなと感じました。誰がどの環境で遊んでも「おっ綺麗じゃん」と感じるレベルです。4周しても飽きることのない 「周回に耐えうる高グラフィック」 という貴重な体験をしました。  勿論、基本操作が「移動」と「調べる」だけで複雑な操作がなく(ボタン数個とコントローラの6軸検知しか使わない)、プレイ時間も短い小規模な作品だからこそ作り上げられた、というのもありますが……  田園風景や湖、なんでもない公道、そして星の瞬く夜空まで、どこでスクリーンショットをとっても絵になるような作りで、本当に旅行に来ているような感覚を味わいました。  とにかく、移動それ自体がゲームみたいな内容なので、道中のグラフィックが高品質なのは高ポイントでした。 ◎荘厳なBGM  このBGM抜きにはゲームが成立しないです。 イメージに反して意外にも無音になることが少なく、プレイ中はほぼBGMが流れています。また、メインイベントクリア後のBGMいずれも流れるタイミングが絶妙。 ◎ストーリー・世界観  住民が消失したイギリスの村を訪れて、村内を歩き回りながら消失の手がかりを探るというのが主な話の流れです。光球に触れて(コントローラを傾けて操作)見られるメ

ゲームクリア感想77:INSIDE(PS4版)

最近のブログ更新頻度の高さは異常。 PS Storeでの配信開始は去年でしたが、当時は他の新作で立て込んでいたので、年明け第一弾としてようやく遊びました。 プレイ時間は5〜7時間くらい。 トロフィーは100%取得済みで隠しエンディングも見ました。 【良かった点】 ◎ストーリー・世界観 ご多分に漏れず、私もこの点を一番期待してゲームを始めたのですが、期待以上でした。一見するとディストピアものなんですが、ビジュアルや演出から「オリジナルなものを作ろう」という情熱が伝わってきました。  ストーリーに関しても、前作「LIMBO」と同じで作中に一切のセリフが無いにも関わらず、製作者とプレイヤーとの意思疎通が常に図られているという印象でした。  プレイヤーの「この建物はこういう設定なんだろうな」という想像を否定せず、かといって本筋(示したい表現)からブレることもなく進み、しっかり完結しました(隠しエンディングはそうした関係を示唆しているのかなと思いました)。  「ゲームならではの(自分で操作してこその)ストーリー」が意識されているゲームが好きなのですが、今作もその一つに加わりました。  また、衝撃の展開からのラストシーンは今思い出しても泣けてきます。主人公の旅の終わりだと思うと……  私事ですが、プライベートで生活環境が変わり、毎日喪失感を覚えてナーバスになっていたので、こういうストーリーは余計心に刺さりました。 ◎全体的な難易度低下 先月クリアした 「人喰いの大鷲トリコ」 と同様に、私レベルでもノーヒントでクリアできました。ただ、流石に隠しエンディング(とそれに至るまでのトロフィー取得)は攻略サイトを頼りました。  私にとって「LIMBO」は理不尽な難易度で、中盤辺りから攻略サイトを頼りながら進めていましたが、今回はゲーム画面と向き合ってしっかり堪能できました。  やり応えの面で言うと賛否両論とは思いますが、私はこれくらいで十分に手応えがありました。 ◎超親切な細かいオートセーブとチャプター選択 短いゲームにも関わらず、かなり細かくセーブしてくれます。 更にチャプター選択(メニュー画面の「ロード」)まであるというフレンドリー設計で、面倒くさがりでも快適に遊べます。隠しエンディングを見るためには、ステージに隠された特定の

ゲームクリア感想76:ウォッチドッグス2(PS4版)

前作の記事はこちら まさかの元旦更新。 今、iTunes Storeで購入したオリジナル・サウンドトラックを聴きながら更新しています。 もう前作クリア後から購入決定していたので、発売日にスムーズに入手しました。 プレイ時間は、メインとサブのクエストを一通りクリアして、各アクティビティにも最低一回は手を付けて約55時間くらいでしょうか。 マルチプレイはハッキング侵入・バウンティーハンター・協力プレイ合わせて15回未満しか遊んでいません。協力プレイに至っては0回です。 トロフィー取得率は91%。 【良かった点】 ◎操作性が大改善された  ゲームを初めて真っ先に感心した改善点がこれでした。徒歩も乗り物も癖のあった前作に対して、両方とも軽快かつとっつきやすくなりました。TPSではトップクラスの快適さではないでしょうか。恐らく誰がやっても、移動がストレスに感じることは無いはずです。  特に乗り物は相当な改善で、各レースのアクティビティやドライブなどがしやすくなって、操作の理不尽さみらいなものが無くなりました。  フリーランニングで飛び越えられそうな所が飛べなかったりというのが若干ありましたが、先にR2ボタンを押してから移動スティックを傾けるようにしたらスムーズに行きました。    あと、上下移動が増えたせいか主人公の年齢が若返ったせいか、段差にも強くなったので、不慮の落下死も減りました。 ◎メインもサブもアクティビティも面白くなった  なんか消化不良感のあった前作のストーリーに対して、今作のメインは「民衆を裏で支配する大企業と戦う若者たち」という明確なコンセプトに沿った話になっていて、解りやすい上になかなか盛り上がる展開でした。  サブミッションもUBISOFTにありがちな、数だけ水増ししたお使いミッションではなく、数こそ少ないものの、いずれも個々にしっかりとミニストーリーが設定されていて、やりがいのあるものになっています。  キャラクターもいい感じ。日本語吹替は主人公に最初違和感があったのですが、クリアする頃には最適なキャスティングだと感じました。誰にでも人当たりが良くて明るいけど、締めるところは締める性格がよく出ていて好感が持てました。  アクティビティは数こそ前作より減ったものの、レース系が