2017年10月21日土曜日

ゲームクリア感想93:ゲットイーブン(PS4版)

公式サイトはこちら

 結論から申し上げますと、今年遊んだ新作の中では最も期待外れでした。
配信日(8月18日)あたりに早々に購入したのですが、クリアは約2ヶ月後となってしまいました。

難易度:ほぼイージー
プレイ時間:約10時間
トロフィー取得率:33%


【良かった点】

◎音楽

こればかりは良かったです。スタッフを確認したら何とDLCにもかかわらずシリーズトップクラスの名曲が揃っている「アサシンクリード4自由の叫び」のOlivier Deriviere氏(リンク先は重いですが本作の曲が試聴できます)じゃないですか!!!! この人の曲はエモーショナルで好きなのですが、本作でも聴き応えのある曲を提供しています。ゲームの演出でも楽曲が効果的に使われており、特に墓場ステージで流れる曲のギャップには驚きました。

○声優の演技

ローカライズは字幕のみですが、原語声優の演技が素晴らしかったので特に気になりませんでした。

○ダッシュ無限

この類のストーリー主体ゲームにしては珍しく主人公の足が速く(バトルがあるせい?)、移動のストレスが少ないのに安堵しました。

○コーナーガンが新鮮

コーナーガンを操作するのは本作が初めてだったので新鮮でした。R1で銃口を右、L1で左に曲げて遮蔽物の陰から攻撃できます。スマートフォンを接続してモニター(?)のように使うので、曲がった先の様子もばっちり窺えます。
私の腕が悪く、あまり機能を活かせませんでしたが……


【気になった点】

×引くくらいストーリーがつまらない

これが本当に致命的でした。
驚くほど魅力のないキャラクターに、既視感ばかりを覚えるつぎはぎの世界観。
「別にこの人たちの先行きを追う気になれないな」と思いながら進めてゆくと、やはりこれといった盛り上がりどころもなく進み、後半に多少持ち直してエンディングを迎えました。

スリラーなのかホラーなのか推理ものなのか世界観が判然とせず、一向に軸が定まらないイメージでした。個人的にはエンディングも釈然としません。
キャラクターも記号的で、しかもほぼ全員が身勝手で不快なタイプ。モブ兵士の何気ない会話のほうがよっぽど個性が現れていました。
公式サイトや公式動画は本当に上手く作ってあると思います。あれから本編の単調さを察せよというのも難易度が高いです。

×戦闘が心底つまらない

文字通りの撃ち合いでしかなく、FPSと呼ぶのもFPSに失礼なくらいの退屈さで戦闘パートのたびに暗い気持ちになりました。ステルス攻略もできますが、やった所でさほどの達成感もなく、大抵は人間離れした視力で発見されて退屈な撃ち合いがスタートするので、戦闘要素そのものを早々に諦めて難易度をイージーにし、さっさと片付ける方針で進めました。頑張る必要も気力も見いだせなかったので。

素人考えですが、戦闘は全カットして探索オンリーにしてストーリーを深めた方が良かったのでは? 戦闘で何が得られる訳でもないので、現状ただのストレス提供パートです。

×一部の操作・インターフェースの不親切さ

・自然物の地形ハマりが発生しやすい(3回遭遇してリスタートしました)
・しゃがみながらドアを開けられない
・インタラクトアイコンの視認性が悪い。小さい○で背景に溶け込んで見えないことが多々ある
・そもそもメイン要素となるスマートフォンの操作が煩雑で慣れが必要
・「ライトを付けながら地図片手に探索」という基本的な行動ができない。どちらもスマートフォンの機能のため、どちらか片方の機能を使うともう片方は使えない。

現実世界のほうがよっぽど操作しやすい…・?

△(日本語版のみ)翻訳が少々ぎこちない

 といっても上の3つに比べれば些事です。


【まとめ】

あふれる夢を詰め込みすぎて作品として非力になってしまった、という印象です。
「こういうのをやりたかったんだろうな」というのはつぎはぎ世界のあちこちで感じるのですが、失礼ながらそのいずれも特筆すべきものがありませんでした。VRを題材にした設定も面白そうでしたが、実際はあまりVR感がなく、やりたいことの波に飲まれて設定を活かしきれなかったと思います。
私は「このゲームならでは」のものを期待していたので、一言で表すとやはり「期待外れ」となってしまいました。低予算DL専用タイトルに多くを求める気はないにせよ、幾らなんでも許容値を越える退屈な内容だったのはがっかりしました。

よほど気になっているとか、短時間かつ完全オフラインでプラチナトロフィーを取りたいのでもない限り、購入ボタンを押すのは避けたほうが無難です。音楽と声優の熱演くらいが見所(聞き所)でしょうか。残念ながら、もう起動することはないでしょう…


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