2017年2月12日日曜日

ゲームクリア感想79:バイオハザード7 レジデントイービル:グロテスクVer.(PS4版)


 あれは昔、弟が父親に買ってきて貰ったらしきバイオハザード2をおもむろに開始したのは良いものの、当時はRPGばかり遊んでいて、所謂ラジコン操作初体験だった私は、操作が覚束ないがゆえにゲーム開始地点から文字通り一歩も動けず、ただゾンビにかじられて死んでゆく主人公を見つめるしかなかった日。 プレイステーションの電源を落としてディスクを取り出してから、起動することは二度と無いまま、ソフトはいつの間にか棚から無くなっていました。

 この日以来、ラジコン操作のゲーム及びバイオハザードに苦手意識が生じ、ホラーゲーム好きという自覚を持ちながらも、バイオハザードに再び手を付けることはありませんでした(6の体験版だけ遊びましたが)。

 こうしてずっと距離を取っていた「バイオハザード」というタイトルですが、7はこれまでとはうってかわって一人称視点、更に探索メインでホラーを重視ということでしたので、リベンジする好機と思い、購入に踏み切りました。
というわけで、今回がバイオハザードの実質的初プレイとなりました。一応、何回か配信された体験版もプレイ済みです。

一周目:難易度Normal クリア時間約13時間
二周目:難易度Casual クリア時間約6時間45分
三周目:難易度Casual クリア時間約3時間45分(4時間以内クリアのトロフィー取得の為周回)

 トロフィー取得率は76%(全体64%)、配信中のDLCは未プレイですが、今後配信されるDLCは遊ぶ予定です。最高難易度のMadhouseも進められるだけ進めようと考えています。ちなみにPSVRは未所持のため使っていません。

【良かった点】

◎本当に怖い

三周もすれば怖さにも慣れるだろうと思いましたが、甘かったです。どの周回でも何かしら肝が冷える体験をしました。何がどう怖いかというと、全体的に怖いです。ホラーゲームというと、大抵序盤に良い演出やシチュエーションが使われていて、中盤以降は武器の充実や舞台の変化により、怖さが薄れてしまうというのがありがちですが、今作は最初から最後まで怖かったです。

 敵の種類は少なめですが、いずれも嫌悪感を煽るビジュアルとアクションと雰囲気で、画面の中といえど近付いてほしくない一心で戦っていました。無言でのそのそ移動している時が一番怖いです。

 他、生理的嫌悪感を容赦なく煽る演出も恐ろしいです。私は切断や虫などのグロテスク表現はそこそこ耐えられると自負しているのですが、虫刺されのブツブツ表現が苦手なので、虫に攻撃された後、主人公の手に虫刺されが出来るダメージ演出には喰らってしまいました。こうして文章にするだけでも身体がムズムズしてくるくらいです。これまで、虫刺されをここまで表現するゲームは体験していなかったので、そのリアルさに自分の身体までむず痒くなり、すぐに回復薬で治していました。またこの回復表現も痛そうで……

 あと、素晴らしいと思ったのがセーフルームの存在。零シリーズエイリアンアイソレーションなど、セーブポイント周辺にも容赦なく敵が出現するタイプのホラーゲームも緊張感があって好きですが、あえて安全地帯を設置することで「わざわざ自分から安全地帯を出ていくのは嫌だけど、出ていかないとゲームが進められない」という緩急の付け方をしているのが巧みです。また安全地帯の安らげるBGMが癖になります。

 本当に「買ったは良いけど怖くて進められない」という状況がリアルに発生しかねないレベルの造りで、制作陣の本気を感じました。

◎絶妙な難易度設定

今更ですが、私は本当にエイムの腕が悪く、どのゲームでも相当な数の銃弾を無駄撃ちしてしまう下手くそであり、バイオハザードから距離を取っていた理由の一つでもあります(特に初期の作品はアイテム管理がシビアなイメージがあったので)。

 例によって例のごとく、今回も多くの銃弾を浪費しましたが、それでも詰むことなく無事に一周目難易度Normalをクリアできました。明らかな銃弾不足に陥っても、しっかり探索して銃弾を収集・作成すれば、ほぼ問題なく進めました。TPSではなく、ホラー要素や探索要素を期待して購入した私のような層を想定していると思われるので、射撃が苦手でも、それなりのやりがいをもってクリア出来るのが嬉しかったです。

◯オーソドックスな操作

前述の通り、バイオハザードに対する苦手意識の多くを占めていたのが操作面への不安でした。結論から言うと全くの杞憂でした。特に解りにくい操作もなく、他の同ジャンルゲームと大体同じようなボタン配置なのでとっつきやすかったです。
バイオハザードのイメージにある、クセのある操作とは真逆でした。

◯周回前提の設計

ゲーム一周自体のボリュームは、時間で見ると少なめなものの、その分周回しやすい造りでした。飛ばせないムービーやイベントなどがあるのは残念ですが、マルチエンディング、達成しなくても進める(武器の入手などの)サブ目標、特定の条件達成で手に入るクリア後アイテムなど、周回のモチベーションを高める要素が多く盛り込まれており、二周したらやめるつもりが、今や四周目を計画しています。
 どんなに飽きやすい人でも、二周までなら続けられるのではないでしょうか。

◯シナリオ・演出

話はそれなりに上手くまとまっているし、VR前提の演出も新鮮でした。中盤以降からラストまでの展開は予想できなかったので、最後まで飽きずに楽しめました。


【気になった点】

△アイテム周り

アイコンも文字も全体的に小さくて、使い辛かったです。どのアイコンが「捨てる」で「移動」なのか、直感的に解りにくいのがやや不便でした。

△(日本語版のみ)主人公の吹替が今ひとつ

やたら平板で緊迫感に欠けており、あんまり合っているように思えませんでした。他のキャラクターの演技が良かったので、余計に気になりました。


【まとめ】

コンセプトが明確なのが作品としての強度になっているゲームでした。
「念願のPSVRを手に入れたし、何かVR対応のゲームがしたい! 」という人に、このソフト一本だけを無言でスッと差し出せるような、そういう信頼感に満ちています。「気になった点」に挙げた二点も、実際に遊ぶと対して気にならないので、不満点は無いようなものです。
また、個人的にも、ようやくバイオハザードを挫折した記憶に対してのリベンジが果たせたので、その満足感も大きいです。

 とにかく「ゲームで味わえる恐怖」を本気で追求した内容に、ホラーゲーム好きとしては期待以上に楽しめました。また、本作を気にバイオハザード自体への関心も急速に高まり、過去作を少しずつ遊んでみようかという気になっています。

 ただ、バイオハザード2だけは、いつになるか一切不明なリメイクを気長に待とうと思います。その意味では、真のリベンジはまだ先になるかも知れません。







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