2017年1月8日日曜日

ゲームクリア感想77:INSIDE(PS4版)


最近のブログ更新頻度の高さは異常。
PS Storeでの配信開始は去年でしたが、当時は他の新作で立て込んでいたので、年明け第一弾としてようやく遊びました。

プレイ時間は5〜7時間くらい。
トロフィーは100%取得済みで隠しエンディングも見ました。

【良かった点】

◎ストーリー・世界観

ご多分に漏れず、私もこの点を一番期待してゲームを始めたのですが、期待以上でした。一見するとディストピアものなんですが、ビジュアルや演出から「オリジナルなものを作ろう」という情熱が伝わってきました。

 ストーリーに関しても、前作「LIMBO」と同じで作中に一切のセリフが無いにも関わらず、製作者とプレイヤーとの意思疎通が常に図られているという印象でした。
 プレイヤーの「この建物はこういう設定なんだろうな」という想像を否定せず、かといって本筋(示したい表現)からブレることもなく進み、しっかり完結しました(隠しエンディングはそうした関係を示唆しているのかなと思いました)。
 「ゲームならではの(自分で操作してこその)ストーリー」が意識されているゲームが好きなのですが、今作もその一つに加わりました。

 また、衝撃の展開からのラストシーンは今思い出しても泣けてきます。主人公の旅の終わりだと思うと……
 私事ですが、プライベートで生活環境が変わり、毎日喪失感を覚えてナーバスになっていたので、こういうストーリーは余計心に刺さりました。

◎全体的な難易度低下

先月クリアした「人喰いの大鷲トリコ」と同様に、私レベルでもノーヒントでクリアできました。ただ、流石に隠しエンディング(とそれに至るまでのトロフィー取得)は攻略サイトを頼りました。
 私にとって「LIMBO」は理不尽な難易度で、中盤辺りから攻略サイトを頼りながら進めていましたが、今回はゲーム画面と向き合ってしっかり堪能できました。
 やり応えの面で言うと賛否両論とは思いますが、私はこれくらいで十分に手応えがありました。

◎超親切な細かいオートセーブとチャプター選択

短いゲームにも関わらず、かなり細かくセーブしてくれます。
更にチャプター選択(メニュー画面の「ロード」)まであるというフレンドリー設計で、面倒くさがりでも快適に遊べます。隠しエンディングを見るためには、ステージに隠された特定のオブジェクトを調べる必要があるのですが、この機能を使えば初めからやり直す必要は一切ありません。

 プレイ時間の水増しをせずとも面白いゲームを作れる! という信念を感じました。
この辺の設計をメジャータイトルは見習って欲しい。


◯単純快適な操作

ボタンも2つ3つ(と長押し)くらいしか使わないので、操作はすぐに慣れます。
理不尽な挙動も特にありませんでした。

◯ホラー要素が強め

これも賛否両論ですが、私としては楽しめました。特に水中が怖い。

◯トロフィー100%が簡単(攻略情報前提)

プラチナトロフィーが無いので、トロフィーレベル的には美味しくないですが、前述の通りチャプター選択が細かいので、楽に収集できます。
 ただノーヒントとなると理不尽なので、やりこみ派にしかおすすめできません。


【気になった点】

△やや必然性に乏しいグロテスクな死亡シーン

グロ要素自体はOKなんですが、男の子が切断されたり血煙と化したりする死亡演出があまりゲーム自体に寄与していないというか、有るか無いかで言ったら無くても良かった、せめてLIMBOみたいに演出ON/OFFできればなぁと思います。
 「いや、キャラクターが無残に死ぬが故に残酷な世界観が伝わるので必要なデザインだ」というのも理解できる一方で「それでもショタリョナはちょっと浮いてるし人を選ぶなぁ……」と感じます。セリフも無く数秒で終わる演出なので、マイナス点という訳ではないですが、ちょっと気になりました
 この「なんか死亡シーンだけ浮いている現象」は新生トゥームレイダーにもありましたね。


【まとめ】

少しでも気になっている方へ。超おすすめなので遊んだほうが良いです。
全体的にとっつきやすくなっているので「巷の高評価に反してLIMBOがあまり楽しめなかった」方は更におすすめです。LIMBOの面倒臭さや理不尽さがかなり薄まっているので、買って後悔するということは無いかなと思います。
 ただ、謎解き・移動の遅さ・ホラー要素・グロ表現がどうしても苦手! ちょっとだけでも無理!! という場合は検討が必要かもしれません。それがマイナスになった上でなお良質な、強度の高いゲームではあります。

 年明け早々に、2017年旧作部門大賞候補が浮上しました。もし追加DLCなどがあれば是非遊びたいです。
 一方で、ストーリー展開に対する精神衛生のため、先月の心身ともに余裕があった時期にクリアしておきたかった思いもありますが、そうしたら「丁寧な良作」止まりだったのかもしれないことを考えると、今遊ぶべきして遊んだゲームだったのかも知れません。

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