2016年5月29日日曜日

ゲームクリア感想66:アンチャーテッド 海賊王と最後の秘宝

前作の記事(約3年4ヶ月前)

実はとある理由で、購入を発売日直前まで迷っていました。

 私の中には「このシリーズを遊ぶと(ゲームの明るいノリに反して)家庭環境が悪化する」というジンクスがあり、今思うと単なる偶然なのですが、旧作を遊んでいた頃に比べれば環境も落ち着いたため、またジンクスが発動するのはどうしても避けたく、新情報や高評価レビューに盛り上がる世論をよそに悩んでいました。
 結局、高評価レビューに後押しされる形で、予定通り購入しました。2作目と3作目をそれぞれ2周し、今回ようやく完結編の4作目が発売ということで、買わない理由も前述のジンクス以外には全くありませんでしたし。

 結論ですが、家庭環境は悪化しませんでした。
ゲーム内容も満足できるもので、1作目を遊んでおけばよかったと後悔しました。
PS3からのPS代表作として、理想にかなり近い形で完結できたと思います。

 難易度は1周目中級、2周目はプロ(但しオートエイムおよびボーナス武器使用)でクリア。クリアタイムは両方ともに約23時間。
 自力で発見できた宝物は109個中86個でした。出来る限り隅々まで探してこれなので、残りは攻略サイトに頼ります。ちなみにコンプリート系トロフィーは、メモ全回収のやつだけ自力で取得できました。

【良かった点】

  • 4作(と外伝1作)で話が綺麗に完結した

 ゲームは話が未完結で終わるのも珍しくないので、4作もかけてこれといった消化不良なく完結しただけでも賞賛したいのですが、本作単体で見ても面白いシナリオで、もう他との差を見せつけられたなと思いました。
洋ゲーは「続きはセカンドシーズンで」な洋ドラマの手法を取り入れていたり、あまりエンディングをベタベタ描かない作風が多かったりして、物足りなさが残る終わり方が個人的には多いのですが、このシリーズは毎作エンディングをしっかり作っていたので、完結編でもそれがブレなくて良かったです。
ボリュームも十分。もっとも「こんな大規模な遺跡があったら見つかっているはず」「正当防衛とはいえ人殺しすぎ」なのは代わり映えしないとも思いましたが、後者に関してはゲーム内でも言及されていたのでまぁ……

  • (日本語版のみ)ローカライズが相変わらず最高

 ネイトがちょっとくだけ過ぎかな? とか、エレナに微妙な違和感があったりもしますが、どれも細かいことで、基本的にはシリーズのノリのままです。これを聴くために2周めもほとんどイベントを飛ばしませんでした。

  • 充実したコンフィグ

 特にQTEのボタン操作を「連打」か「長押し」か選べるのは大きいです。
 私は連打操作が苦手で、ボタン自体も酷使するので何も良いことがなかったのですが、これによってストレスがかなり軽減されました。クロノトリガーの原始時代の酒飲み比べ対決に大苦戦するようなプレイヤーなので……

  • 戦闘の幅が広がった(ステルス面の強化)

 前作の多すぎる敵にはやっぱり不満の声があったのか、敵の頭数は若干少なくなったように感じます。
 それに加え、ステルスプレイ面が強化されました。旧作でも可能でしたが、敵の状況把握が困難で、最終的には発見されてしまうのが常でした。
 今作ではそれに対して、警戒度メーターが搭載されたり、銃でロックオンすると敵にマーカーを付けられるようになったり(いずれも難易度プロでは不可)、草むらに身を隠せるようになったりで、ステルス攻略がやりやすくなりました。武器に余裕のあるラストオブアスのようなプレイ感です。
 あと、これはもしかしたら前作からあったかもしれませんが、敵を倒すと照準の色が変わるので、遠くの敵を倒しても解りやすいです。
ステルスプレイがやりやすくなって、旧作までにあった「一介のトレジャーハンターなのに人殺しすぎ」という違和感が多少なりとも減りました。

  • 謎解きが丁度いい難易度になった

 2と3はかなり頭と時間を使ったのですが、今回は解りやすくなっています。
これは賛否両論だと思いますが、ノーヒントで全部クリアできるくらいになったのは個人的に助かりました。にもかかわらず、ヒントは何度が使ってしまいました。

  • 贅沢なくらいに綺麗なグラフィック

 2016年の段階でここまでされると、もう他は勝てないのでは? という気にさせられます。しかもスクリーンショットを撮影できるモードまで存在するという。更にクリア後ボーナスで色々な画面効果まで施せるという充実ぶり。
 「グラフィックが良くてもゲーム自体がつまらなければ無意味」という批判は製作者も散々されたと邪推してしまうのですが、それに対して「良いグラフィックとそれに伴った各種ゲーム性」または「グラフィックが良いからウチのゲームは面白くなるんですけど?」という姿勢で応えるのは頼もしささえ感じます。資金があるからこそ可能な面はありますが……

  • 病的なモーションの細かさ

「いやそれくらいは使いまわしても誰も文句言わないのでは?」と思うくらい細かく、逆に心配になります。

  • プレイヤーへの細かい配慮

 ■単純にリトライが早い。ローディングもほぼゲーム開始時のみ。
 ■クリア済チャプターは獲得宝物数と会話数が記載される。
 ■会話を途中で途切れさせてしまっても、後で途中から話してくれる。
 (私が知る限り、このシステムがあるのは他にレッドシーズプロファイルだけです) など


【気になった点】

  • 任意でライトを点灯できない

 これが一番の不満点でした。暗所に行くとキャラクターが自動でライトを点けてくれるのですが、私からするとライトが必要な暗所でもキャラクターはそう思っていないのか、点けてくれない時があり、探索に少々苦労しました。
 どこでもライトを点けられるようにすると色々面倒なのでしょうが、せめて洞窟や地下施設では必ず入口からライトを点し続けて欲しかったです。もしかしたらライトの電池を節約しているという演出かもしれない。

  • 操作が微妙にぎこちない

 全体的にはなめらかな操作ですが、こう、面から面へ移るアクションのもどかしさが相変わらずだなぁと感じます。私が他のアクションに慣れてしまったのもありますが、今手をかけている崖と反対側の崖に飛び移ろうとしたり、L字型の崖をIから_の面へ飛び移ろうとしたりすると、うまく手を伸ばしてくれない時があって気になりました。

  • 終盤某所のQTE

 3の終盤でもあったのですが、終わり間際に来て新しい操作をさせるのは萎えるのでやめて欲しい。特に今回は相手のモーションが読みづらくて苦労しました。
 難易度プロなんて1,2回のミスでゲームオーバーなので、パターンをメモして、特定のパターンが来た時以外は捨てゲーをして、特定のパターンが来るのを待つ形でクリアしました。途中でオプションメニューを開いてパターン確認したり。こういった遊び方をするのは初めてだったので新鮮で楽しくもありましたが、やっぱりこういうのはちょっと。


【まとめ】

・シナリオがしっかり完結している
・PS4一台あれば全作一気に遊べる
 (旧作の3作がコレクションで出ているので)

 以上2点をもって、とても他人に勧めやすいシリーズになっています。私自身もおすすめです。
 難易度選択もありますし、ワンプレイも20時間前後で終わるので、多忙な生活を極める方にも満足頂けるのではないでしょうか。銃撃戦やQTEがちょっと人を選ぶかも。
 ただ、トロフィー100%取得を狙うと流石に根気が必要になる上、オンライントロフィーもあるので注意。イメージに反して面倒な取得条件が多いです。私は諦めました。

 今後は、今回はシリーズ初のシングルプレイDLCがあるという話なので、まずはそれを待ちます。ただ、発売から約8ヶ月後に出たラストオブアスDLCの例を鑑みると、同じかそれ以上の期間がかかるのではないかと予想しています。
 あとは、体験版しか遊んだことのない初代をやってみようかと思います。



 ラストオブアス新作と目されているポスター、私もゲーム内で確認しましたが、早ければ今年のE3で新情報が解禁されるのでしょうか。こっちも気に入っているゲームなのでシリーズ化すると嬉しいです。