2016年11月15日火曜日

ゲームクリア感想72:Gone Home:Console Edition


以前から「高評価なインディーズゲーム」として名前だけは知っていたのですが、
今回ローカライズされて国内DL発売されると同時に、2016年11月のPS Plusフリープレイ(提供期間:2016年11月2日(水)~2016年12月6日(火))に来るということで、このゲームのためにPS Plusにお試し加入しました。

トロフィー取得率は95%(残り一つだけどうしても取れない)
それらの回収も含めたプレイ時間は約5時間くらいです。

【良かった点】

◎「元の場所に戻す」という良システム

 オブジェクトを拾ったら、それを拾った場所に視点を合わせると「元の場所に戻す」というコマンドが表示されて、合った場所と全く同じ場所に戻せます。
 地味ながらも、他のゲームではありそうでなかった機能で、拾ったオブジェクトが行方不明になったりする心配も減りました。
 コメンタリーモードで制作スタッフも言及していましたが、このシステムを採用したのは本当に良かったと思います。

◎家の中なのに孤独感

 雨の日、家族が誰もいなくて薄暗い家の中に雨音だけが響く、不気味に静かなあの感じが表現されているなと感じました。
 私も子供の頃、雨の日の留守番が心細く感じたのを今でも覚えています。見知った家のはずなのにやけに静かで、もしこの家に自分以外の誰かがいたらどうしよう……などという方向に想像力が働いてしまいました。
 このゲームに出てくるような広い家ではなく、ただの団地でしたが……

 このゲームの舞台は屋敷の中で完結しますが、外はずっと雷雨で、屋敷の中も初めは電気が切れている場所が殆どです。薄暗い部屋の中、スイッチを探していると突如として(ランダム再生の)雷鳴が響き渡って、ちょっとびっくりしたりもします。
 とは言ってもホラーゲームではないので、ホラーが苦手な人でも基本は安心です。
何ヶ所がホラー演出があるだけです。

◯狭そうで広い屋敷の中と探索の楽しさ

 ゲームを初めて地図を開いた時は「一軒家だしすぐに探索が終わりそうだな。早々にクリアできそう」と思っていたのですが、凝った作りで複雑な屋敷の構造、各地で調べられる箇所や読めるテキストの思いがけない豊富さなどにより、気がついたら探索に熱中していました。
 
 とにかく細部へのこだわりが感じられて、なんてことのないテキストから主人公一家の設定や、シナリオの背景が察せる作りになっており、そういうのが好みなので面白かったです。
 ボリュームで言えば少ないですが、想像しているよりかは長く楽しめました。

◯トロフィーの意外な充実

 プラチナトロフィーが無い代わりにシルバートロフィーが多く設定されており、難易度もさほどではないので、稼ぎたい人には向いています。
 100%も狙いやすいです。私は「ゲームを一分以内にクリアする(拡張機能未使用)」という条件のトロフィーが何度やっても取れなくて詰まってしまいました……


【気になった点】

△扉の開閉に難あり

 調べどころが悪いと反応しなかったり、半開きで止まってしまったりします。
小さなオブジェクトが引っかかっても開かなかったりします。
 コメンタリーによるとリアルな挙動を研究したらしく、調整の苦労が語られていましたが、扉ひとつとってもゲームの開発は大変なんだなぁと思いました。

△(日本語版のみ)日本語字幕が表示されない時がある

 原因は不明ですが、ボタンを早押しすると発生しやすいです。
日記、読めるテキスト、コメンタリーなど全てで発生しました。コメンタリーはいくつか原語のままで再生されてしまいました(何度やっても)。
 ボタンを早押しせず、一つの要素をゆっくり堪能する気持ちで遊ぶとなりにくいと思われます(精神論)。

△肝心のシナリオがあまり……

 ゲームを進める原動力としてのシナリオですが、個人的には「長い人生そういうこともあるでしょうね」という感じで、エンディングを迎えても、そんなに感じ入るものは無かったと、いうのが正直なところです。
 「ゲームではなかなか無かった題材なので即採用した」といった主旨がコメンタリーで語られていましたが、それ自体は本当に良い試みだと思います。
ただ、私がヒロイックなシナリオ展開に慣らされすぎているのかも知れません。

【まとめ】

 人を選ぶ作りだと思います。高評価に惑わされて定価で買うと不満が残ってしまうかも知れません。
 難しい操作は一切なく、調べられる所を調べて進むシンプルな作りで、ゲーム初心者向け、あるいはVR向けな内容です。
 ただ、特大ボリュームかつコントローラー全ボタン使用のガッツリゲームに慣れていると、単純過ぎて退屈と感じられてしまう可能性が高いです。
 シナリオや雰囲気を味わう、トロフィー全取得、ゲームの探索要素が好きなどのいずれかの意識がないと、ハマりきれない内容です。

 ただ、気になる点はあれどどれも許容範囲内で、ゲーム自体の完成度は高いです。
「ゲームはやりたいけど、明日も仕事があるし、目が覚めてしまうようなババーンキャーズドドドブシャーGOGOGOGO10連コンボ!!みたいなのは避けたいな」といった時にはピッタリなので、そういう気分になった時のために購入しておくのもおすすめです。

 私はこの短いゲームのためにPS Plusにお試し加入しましたが、遊べてよかったと思います。


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