2016年8月14日日曜日

ゲームクリア感想68:メトロリダックス(PS4版)

2年くらい前にPS Storeでセール中だったので買いました。
なかなか遊ぶタイミングが無く、購入からかなり間を空けてのクリアとなりましたが、なんと2033、ラストライトともプラチナトロフィーを獲得するほどハマりました。

クリア時間は2033、ラストライトそれぞれ約20時間、プラチナトロフィー2つ取得までは約50時間ほどだと思います。それぞれ難易度サバイバル/ノーマルとスパルタン/ノーマルで2周ずつクリア。全収録されているDLCも全クリア。ちなみに、2033の原作小説は未読。

今回は2作品セットのソフトということで、1作ずつ書きました。


〜メトロ2033 リダックス〜

【良かった点】

  • (日本語版)ローカライズが細かい
相当気合が入っているなと思いました。普通に進めていたら聞き逃すような、字幕の出ないNPC同士の会話もしっかり吹替されていて、演技も面白いです。

  • TIPSがメニュー画面に表示される
 大抵、TIPSというとローディング画面ですが、ゲーム中何度も開くことになるメニュー画面に表示される作りは巧いなと思いました。また、章ごとのローディング中には主人公の語りが挿入される上に、そのローディング自体が速いのも素晴らしいです。何もせず画面を見ている時間は、基本イベントシーンの時だけです。

  • 独特の世界観
初見ではスタート時画面の凝った作りに感心しました。シナリオの途中で雰囲気が急に変わったりすることもなく終わりを迎えるので、一つの話としてうまくまとまっています。地下世界ということで(地上にも出ますが)、ホラー風味が強いのも好みでした。

  • 同行者がいずれも強い
まず全員無敵な上、しっかり弾を当てて頭数を減らしてくれます。陰鬱な世界の中でも、頼もしい仲間が一人いるだけでずいぶん心強かったです。イメージに反して、意外と同行者が居る状況が多いのですが、主人公のアルチョムは章間の独白意外しゃべらないため(ダメージ声はよく漏らす)、同行者がいるくらいが丁度良かったです。

  • ステルス攻略も可能
ステルスゲームでは無いので、テイクダウン表示出現の判定が狭いなどの粗さもありますが、ステルス攻略も可能なのが嬉しかったです。またステルス強制の場面は無いので、苦手なら撃ち合いで進んでも問題なし。

  • トロフィーが取得しやすい
オンライントロフィーが無く、取得難易度が高いトロフィーもさほど無いので(狙撃が苦手だと手こずるのはある)、自力で取得できなかったのだけ攻略情報を参考にして集めれば、しっかりプラチナトロフィーが取得できると思います。ちなみにプラチナ取得には最低2周必要ですが、どちらも難易度は問わず、ちゃんとチャプター選択もできるので、同ジャンルのゲームの中でも楽な部類ではないでしょうか。


【気になった点】

  • 全体的な説明不足・わかりづらさ
世界観を非常に重視しているのですが、所謂ユーザビリティが少々犠牲になっているかなと感じました。深刻なものはなく、こちらが慣れれば気にならなくなるものばかりですが、操作説明等も最初の一回しか表示されないので、見逃すと後々困惑する可能性があります。私は投擲武器の操作説明を読み逃して、R1一押しで投げられるのに気付いたのは中盤過ぎでした。更に、拾える赤い紐が金庫の鍵であることに気がついたのも同じくらいのタイミングでした。加圧式武器の圧力の上げ方に至っては2周目で気づきました。
 と言った感じで全体的にチュートリアルが乏しく、序盤からOJTです。先輩に一言だけ説明を受けて、人手不足の現場に入ってあたふたする感覚を思い出しました。
 今から始める予定の方は、最序盤で寄り道中にジャンプの操作説明を読み逃さないようにご注意下さい。私はチェックポイントからやり直して改めて聞きました。

  • モーションのわかりづらさ
 まずガスマスクの着脱モーションが速くて、着けたのか抜いだのか一瞬判別できなくなる時がありました。水場で濡れるか、ガスマスクがダメージで割れたりしていない限り、パッと見の画面は非着用時と同じなのも判別の難しさを助長しています。
 あと回復モーションも戸惑いました。小箱から薬莢のような形状の回復薬を出すと同時に打って、空になった容器を投げ捨てるというモーションなのですが、そもそも薬莢のような形状なのが紛らわしい上に、更に投げ捨てるモーションが入るので投擲武器を投げたのかと混同しやすかったです。
 更に言うと、しゃがみも上下の視点移動距離が短くてわかりづらいです。
 3つとも慣れで解決しますが、もう少し何とかなったのではないか……?

  • クリーチャーがつまらない
 いろいろ長話している兵士であれば、立ち聞きする楽しみがありますが、クリーチャー型の敵は何の個性も感じられませんでした。別のこのゲームでなくても出てくるようなデザインや習性で、設定のような突然変異した感じも薄く、元からそういう生物がうろついているだけにしか思えなくてホラー感も薄いです。これにより戦闘自体も単調になりがち。

  • 加圧式武器のメリットが薄い
 他の武器と違い、リロードの他にスコスコとレバーを引いて圧力を高めないと威力が確保できないタイプの武器です。静音性はあるので、高難易度であれば活躍の場があるのかもしれませんが、普通に進める上では、アサルトライフルとショットガンあたりがあれば全く困りません。

  • BGMバグがある
 敵に見つかった後、敵を倒しても発見時のBGMが章終わりまで鳴りっぱなしなのが何回かありました。雰囲気を重視するゲームなので、場にそぐわない音楽が鳴るだけで萎えました。


  • スクリプトのイベントがスキップできない
この手のゲームにはありがちですが、お前もかという感じです。流石にムービーは飛ばせます。このブログで度々同じことを言って申し訳ないのですが、洋ゲーは開発企業問わずこの辺の配慮というか、スクリプト演出スキップの意識が上がらないのが不思議です。

【まとめ】

 「雰囲気ゲー以上FPSギリギリ範囲内」といった感じです。元のゲームが2010年発売と少し古いので、今遊ぶと懐かしい感触がしました。勿論今遊んでも充分楽しめます。ジャンルはサバイバルホラーFPSに属するので、この属性が苦手でない限りは面白く遊べるのではないでしょうか。


〜メトロラストライト リダックス〜

【良かった点】

  • 前作の良かった点はそのまま
 吹き替えは更に個性が強くなりました。トロフィーは多少難易度が上がりましたが、そんなに難しい部類では無いと思います。

  • チュートリアルが多少丁寧になった
説明が増えてわかりやすくなったと思います。

  • シナリオ・演出・ボリュームが強化された
前作の淡々とした進行から、エモーショナルな感じになりました。エンディングはグッドとバッドの2種類ありますが、どちらも一つの結末をちゃんと迎えて、納得の行く終わり方でした。また、エンディング条件にも繋がる選択肢や行動(サブイベントなど)も前作より増えました。個人的にはホラー演出が増えたのが嬉しいです。

  • 自分で線路上の乗り物を操作できるようになった(一部の章のみ)
 機会は限られますが、これはシリーズの可能性を感じさせる進化でした。もしオープンワールドになったりするなら、自分で色々乗り物を造って乗りたいです。DLCの「クシャトリヤ」みたいなRPG要素とも相性が良さそう(完全に妄想です)。


【気になった点】

  • 前作の気になった点も大体そのまま
改善や新要素はあっても、大幅な進化は無いです。

  • 強制ボス戦闘が増えた
このシリーズの戦闘自体に特筆すべき面白さはないので、あまり嬉しい要素ではありませんでした。後半のボスにしてもラストのボスにしても微妙に説明不足で(あえてそうしたにでしょうが)、自分の察しの悪さも相まってフラストレーションが溜まりました。後半のボスの倒し方を誤ると聖剣伝説2並のハマり状態になり、チェックポイントからやり直すしかなくなるのも作りが粗いというか。

  • バグが増えた
 前作から健在な音バグに加えて、地形ハマりが何度か起こりました。深刻なものには遭遇しなかったので、許容範囲ではあります。

  • チェックポイント微妙に遠い系
特にDLCが雑です。スナイパーのDLCなんて、序盤で失敗するとオープニングの長めの会話イベントから再開されるのでうんざりしました。前述の通りスキップ不可です。

【まとめ】

 嬉しいサプライズとしてショタ萌え要素がありました。それはともかくとして、前作よりボリューム増で完成度は高いと思います。進化よりも2033と連作としての完成度を優先した印象で、最新作ならではの目新しい要素は乏しいですが、一つのソフト、一つの話としては遊びごたえがありました。


【最終まとめ】

 続編が出たら発売日に買おうと思います。今回は前世代ハード作品のリマスター版だったので、最新作ではどんな新要素があるのか楽しみです。メトロのマップを見ただけでもまだまだ足を踏み入れていない地域があるし、伏線も残ったままなので。
 個人的にはFallout4みたいな駅のクラフト要素が欲しいですが、現行路線の正統進化でも大歓迎。購入から2年近く経ってからのクリアとなりましたが、遊んで良かったです。
 
 ソフト一本で(比較的容易に)プラチナトロフィーを2つ取得できるので、コレクターにもお勧め。



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