2016年4月2日土曜日

ゲームクリア感想63:ライフイズストレンジ(PS4版)


喰らいました。

 ADVゲームで、誘拐事件の謎を解くために行動するというのがシナリオの主軸になり、そこで「時間を巻き戻す」という特殊能力を駆使しながら進めていきます。
 ボリュームで言えば多い方ではありませんが、シナリオとゲームシステムが見事に噛み合っていて、非常にハマれる内容でした。
 価格も安価で、CERO:Dですがグロテスクな演出などもないので(若干ホラー気味な演出はあり)、PS4/PS3のソフトの中ではオススメできます。

クリア時間は約15時間、プラチナトロフィー取得済みです。

【良かった点】

  • シナリオ・演出の面白さ
久しぶりにゲームの演出で泣きました。ネタバレになるので詳述は避けますが、所謂「セカイ系」の雰囲気もあり、日本人にもとっつきやすい内容です。タイムリープというありふれた題材に対して、凝った演出と共感を誘うセリフで正面から向き合った結果、心に残るものになった感じです。
 背景・モーション・音響・会話の細かさもシナリオの面白さに寄与しています。

  • 親切設計なシステム
プレイ時間が短いぶん、システムを複雑だったり面倒なものにしてプレイ時間を稼ぐという発想はこのソフトにはありません。
 ・時間を巻き戻しても、道中で撮った写真やアイテムを取得し直す必要はない。
 ・一度見た会話はスキップできるので、選択のやり直しが便利。
 ・メインメニューから、映画のチャプター選択と同じ要領で各エピソード内のチャプターからやり直せる。チャプターごとに撮れる写真の数も明記されているのでクリア後の回収に困らない。また、チャプターからやり直しても、以前の選択に影響させない選択肢を選べる。

  • プラチナトロフィーがかなり取得しやすい
プラチナトロフィーを取得したことがない人に特におすすめです(クリアするだけで取れるソフトもありますが、人を選ぶので)。ステージをよく観察すれば、一回の通しプレイで取れる可能性もあります。私はクリア時点で70%ほどでした。
 トロフィー内訳の殆どがゲーム内の写真撮影に関するもので、私は全写真ノーヒントで回収できました。場所は合っているのに撮れない場合、時間の巻き戻しや近くにいる人物との会話イベントで撮影可能になる場合もあります。

  • (日本語版のみ)良質で敬意を感じるローカライズ
若者キャラクターのセリフ・テキストの訳語が、ちゃんと時勢を反映した(ネットスラング混じりの)若者言葉になっており、面白い上にローカライズ先への敬意を払っていると思いました。
 私はこのソフトで「エモい」というスラングの意味を把握しました。
 あとは、主人公と他の人物とで字幕のフォントが違うのも感心しました。主人公の字幕は丸文字になっていて、キャラクターを反映した演出の役割を果たしているのは勿論ですが、私としては初代シャドウハーツを思い出しました。
 以前は相当批判されていたスクウェア・エニックスエクストリームエッジのローカライズですが、そのイメージからそろそろ抜けだしたと思います。

【気になった点】

  • 選択肢の出ないイベントがスキップできない
各イベントの内容が良質なのは承知の上ですが、それでもスキップ機能は欲しかったです。洋ゲーは意外にもイベントスキップできないソフトが多いと感じているのですが、周回を前提としていないのか、折角制作したイベントを飛ばして欲しくないという方針なのか、私がサクサク飛ばして進めるゲームに慣れすぎたのかは不明です。

  • 時間巻き戻し操作の反応が悪い
 早送りボタンを押しているのに進みが悪いと思ったら、突然一気に進んだりするのですが、恐らくそういう演出なのでしょう。
 それは良いとして、ボタンの操作とゲーム内での反応がうまく繋がっていないので、この点はクリアまでずっと違和感を覚えていました。

【まとめ】

 噂に違わぬ良作でした。難しいアクションもグロテスクな演出も長大ボリュームも無く、更には定価も安くトロフィーも取得しやすいので、多くの人に勧められます。
 私も「PS4買ったけど何かオススメある?」と尋ねられたら、このソフトの名を唱えていくつもりです。
 ひとまず、メインメニューに項目だけあるディレクターズ・コメンタリーとDLCの展開を期待して待ちます。

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