2014年6月28日土曜日

ゲームクリア感想36:フロントミッション2089 ボーダーオブマッドネス


・フレデリックにミサイラーの適正を見出す
・20周くらいしてやることが無くなり、補給車を育成する
・1,3,4はどれも10周はしている

 などが私の父親による初代フロントミッションのやりこみなのですが、DSの今作もいつの間にかプレイしていたようで、借りて遊びました。
 家にいる時は据置機を優先して遊ぶため、携帯機は主に移動中に遊ぶのですが、寝落ちしたり満員電車でゲーム機を開く余裕が無かったりとなかなか進まず、約一ヶ月かけてクリアしました。
 これでシリーズ未プレイはオルタナティブ、オンライン、エボルブとなりましたが、オンライン以外は容易に入手できるので、熱のある内にもう一作くらい手を出すのもいいかななどと考えています。

プレイ時間は約21時間。


【良かった点】
  • 過去作の良い所取りなシステム
戦闘・移動・メッセージの早送り、3に次ぐボリューム、柔らかい敵、長すぎず短すぎない1ステージと、過去作の問題点を解消して遊びやすくなっています。
 SRPGと携帯機の相性の良さは散々言われていますが、フロントミッションも例に漏れず。とにかくサクサク進みます。

 やはり(リンクシステムが前提だとしても)4と5は敵が硬すぎましたね。
今作は今作で、主人公機にショットガン二丁持たせて敵地に放り込めば万事OKなので極端ですが。 SRPGってこういう極端から極端に振れる例が多い気がします。

過去作の良いとこ取りでサクサク進むSRPGというと……?

  • 意外に多いボリューム
予想の3倍はありました。やることはセットアップと戦闘くらいですが、長く楽しめると思います。


【気になった点】
  • セットアップ画面の使いにくさ
特にパーツ購入が最悪で、威力や種類がごっちゃで並んでいるため、新しいパーツなどを探すのに、リストを一つ一つチェックしていかないといけない。ソート機能はあるものの、使うと更に解りにくくなる始末。セットアップの面白さもこのシリーズの肝なのにこれは痛かったです。せめて「New!」みたいな表示があるだけでも違ったのですが。

  • ステージ構成や音楽にほとんど変化がなく単調

 フロントミッションでマップの使い回しは見たくなかった……

また、過去作のBGMが流れるのは良いのですが、戦闘前後の短い会話シーンで少し流れるだけなので物足りないです。普通にステージBGMで流せばいいのに、実際流れるステージBGMはなんと最初から最後まで一曲だけ。音楽に変化がないだけでこんなに単調になるとは。

  • 補給車の配備が遅い
中盤過ぎてからようやく配備されます。リペアバックパックに至っては店頭に並ぶのが終盤。無ければ無いでも進められるけど、補給が出来ないせいでミサイラーは熟練度が上がりにくくて弱いまま進んでしまうのがネックです。

  • 長い割に盛り上がらないシナリオ
動きがあるのは中盤を過ぎた辺りで、それまでは淡々と進むます。初代をやっていると真相を把握しているので、長々と引っ張られても……という気持ちすらも消化不良を通り越して未消化のラストで吹っ飛びます。
 終盤の駆け足展開で嫌な予感はしていましたが、1の未だ語られるシナリオや、3で進化したシステムとボリュームの両立を成し遂げたシリーズとしては悲しい。

  • 敵味方ともに魅力の乏しいキャラクター
敵も味方もマッドネスどころかやたら物分かりがよく、葛藤とか苦悩とかそういうものが全く感じられない。
 敵幹部も数だけは多いのですが、ただでさえテンプレートみたいな造形なのに登場したそのステージ(か次のステージ)で退場するので記憶に残らず。
 キャラクターデザイン自体は好みなので勿体ないですね。

  • 闘技場の存在意義
まず金に困ることが無いので、単なるヴァンツァー鑑賞モード。
5の闘技場もそんな感じでしたが、あっちは最後まで金欠だった記憶があるので5のほうが辛かったですね。


【まとめ】

聞き覚えのあるBGM、シンプルで忘れようもないシステム、懐かしいグラフィック……

 新しいものは無いけど故に楽しいという方向の佳作。予想以上でした。
このまま携帯機に収まっていれば今でも新作が……というのも考えましたが、最終的に「革命」の悪路を選んだのがこのシリーズなので仕方ないですね。SRPGのシステムで6作も出せばマンネリ化して当然だし。
 過去作を楽しんで遊んだ記憶と、フロントミッションを遊ぶ父親の後姿の記憶さえあれば、もう十分です。これだけの世界観を築いたシリーズなので、復活のチャンスがあるなら欲しいですが。


2014年6月21日土曜日

ゲームクリア感想35:コープスパーティーブラッドカバー リピーティッドフィアー&Book of Shadows

新作発売記念のPS Store値下げセールで二作とも購入しました。
前から気になっていたシリーズなのですが、体験版を遊んだ限りでは、どうにもフルプライスで購入する勇気が湧かなかったので、非常に良い機会でした。

ちなみにこのセールは6月25日(水)までなので、気になる人は早めに。

プレイ時間は、リピーティッドフィアー(以下RF)が約15時間、
Book of Shadows(以下BoS)が約10時間です。


RF

【良かった点】

  •  シナリオ
青春群像劇という感じでした。エンディングが切ない。声優陣の演技もまた聴き応えがあります。

  •  文章で怖がらせる演出
音で驚かせる演出はほとんどなく、棚や張り紙を調べた時に表示される不快なテキストが何とも言えないです。視覚と精神、双方抜かりなくダメージを与えてくるので、プレイ後に夢に見てしまいました。

  • 音楽
トランスが流れるホラーゲームは初めてでした。ミスマッチなようでいてやっぱりミスマッチなのですが、その異質さが逆に個性になっているのではと思います。


【気になった点】

  • 既読スキップが一切出来ない
所謂「死にゲー」でこれは辛かったです。メッセージは表示速度を変更できても、演出で入る音声は飛ばせず、更にゲームオーバー画面もエフェクトが微妙に長く、再プレイが面倒。

  • 移動に十字キーしか使えない
今のゲームに慣れるとこれはキツい。元はツクールのゲームとはいえ、作り直すなら現代の環境にもう少し合わせて欲しかった。

  • 一部の謎解きが理不尽
実質ノーヒントで階段の踊り場を調べる、というのはちょっと腑に落ちなかったです。
理不尽なのはそこ一箇所だけですが…

  • デフォルトで「NEW GAME」にカーソルが合っている
どう考えてもコンティニュー回数のほうが多くなるのは明らかなのに…

  • 音楽の使い方
流れるタイミングがズレていたり、ブツ切りになることが多くて勿体ない。
あとサウンドテスト的なおまけ要素があれば良かった。

  • セーブが長い
 【まとめ】

 コンシューマゲームとして遊ぶのは少し辛い所がありました。
しかし、うってかわって次回作では↓

BoS

【良かった点】

  • 前作よりも快適な操作になった
ゲームシステムがノベル形式に変化したこともあって、固い操作や長い読み込みに悩まされることが少なくなって遊びやすいです。バックログ機能や高速スキップ機能も付いて、ヒントや台詞の見逃しも無い。

  • どこでもセーブ可能になった
これが最高でした。選択肢が表示されたらセーブ不可という意地悪も無く、エンディング集めなどもやりやすいです。

  • 前作に引き続き音楽が良い
前作は探索時の音楽が目立っていましたが、今作はOPとED、イベント曲などが特に良かったです。流れるタイミングもあまり違和感なし。また、おまけ要素として音楽が聴けるモードが追加されたのも有難いです。
  • シナリオも割と新鮮
前作と同じ舞台なのにも拘らず、前作ではあまりスポットライトが当たらなかったキャラクターが中心になるので、シナリオ面での飽きは無かったです。
 特に三番目のシナリオと隠しシナリオ(前作のセーブデータ引き継ぎ必須)が面白くて「こういう路線を待っていた!」という気になりました。


【気になった点】

  • マップ移動が長い
目的地を指定したらそこまでワープするくらいの速さが欲しかったです。
Rボタン+Bボタンで移動も多少早送り出来ますが……

  • 一部のイベント描写が(グロとは別の意味で)辛い
パンツ丸見えCGや寒気のするヲタクノリ(特に四番目のシナリオ前半が酷い)、「ふみゅう」などとあざと過ぎるロリ声など、それは求めていないのでいいです、といった要素が幾つかあって、やや冷めました。


【まとめ】
  ゲームとしては前作よりずっと面白くなっていますが、グロやフェティシズム溢れた描写はますます人を選びそうなものになっていて、それが受け入れられないとこのシリーズ自体辛いかなと思いました。個人的には隠しシナリオのノリがもっと欲しかったです。
 PS Vitaで出る次回作かつ完結編ではまた探索に戻るそうで、シナリオに期待半分、ゲームシステムに不安半分といった感じです。まだ購入するかどうか決めかねていますが……




2014年6月8日日曜日

ゲームクリア感想34:インファマス セカンドサン

初代の記事
2の記事

結論から言うと、前作の面白さには及ばなかったです。


遊んでいる時はなかなか楽しめたのですが、発売前の公式プレイ動画を観た時の「あれ?あまり変わってない」という感想から大きな変化は無かったというのが率直な所です。一回クリアしたら満たされてしまったというか。

難易度はノーマル(変更なし)、善ルートクリアです。


【良かった点】

  • 爽快な操作
特に移動面においては、ただでさえ気持ちよかった前作よりも格好良くかつ素早く空中散歩できるのが楽しいです(3つ目の能力が出揃ってからになるけど)

  • 美麗さと細かさを両立したグラフィック
ほぼ初PS4プレイということもあって、見飽きることがなかったです。

  • シナリオ
「特殊能力者」という存在に正面から向き合った能力者モノ、という印象で好感が持てました。主人公の性格と相まって、過剰に奇を衒うことのない展開がゲーム自体とマッチしていたと思います。

  •  複数の能力を操れるにも関わらず単純明快な戦闘
微妙な差異はあれど、どの能力も名前やエフェクトが違うだけで操作自体は共通なので、面倒臭さを感じること無く能力を切り替えて戦えます。
 因みに能力の切り替えはその能力を吸収する際(ネオンなら街中のネオンサインから等)に行うので、ボタンで切り替えたりの複雑さも無いです。
 あと近接攻撃のチェーンアクションが格好良い。


【気になった点】
  •  サブミッションが縮小したことによるゲーム自体の単調化
前2作が充実しすぎていたとは思いますが、単なる収集や人探しがサブミッションに含まれており、所謂サブクエストみたいなものは殆ど無いです。故に区域を開放してゆく達成感は希薄です。に別れるサブミッションも無いので、周回の楽しみも激減しました。

  • ボリューム縮小
サブミッションのみならず街も狭くなったので、呆気無く全区域を解放できます。
メインミッションもワンパターンで迫力に乏しいと感じました。

  •  相変わらずの戦闘
異様に高い敵の命中率(とそれに伴うハメ死)も、なんか弱々しいR2の攻撃も、単調な近接攻撃もほぼそのままで、ゲームプレイ時間の多くを占める要素なのにも関わらずさほど熱中できなかったです。
あと、メテオドロップが弱体化したのはショックでした。
 このシリーズはもう少し近接攻撃を強化しても良いと思うんですよね。現状だと遠距離からのちまちまスナイプ各個撃破が安全で、想像よりも派手な立ち回りが難しいので……

  • パルクール要素の劣化
能力が出揃えば壁をよじ登る事も殆どなくなってしまうのですが、序盤でがっかりだったのが、ビル壁の昇り降りの操作がやり辛くなったことでした。軽快すぎてキャラクターの体重を感じないので、壁を攻略している感が薄く、あるのは掴みたい所を掴めないストレスだけ。2ではあんなに楽しかったのに……悲しい

  • 数が減った分面倒になったブラストシャード集め
アサシンクリード3,4もそうですが、動く収集要素は手間がかかる割にさほどの達成感が無いので今後は止めて欲しい。前作までの、街中の大量のシャードを集めてゆくのが好きでした(過去形)

  • PS4コントローラのタッチパッド使用によるテンポ阻害
能力吸収やQTEでタッチパッドを使う時、指を一旦キーやボタンから離すのでテンポが悪くなるんですよね。ほんの一秒足らずの動作だとしても、前作まではその辺気にならなかったので……使わせないわけにいかないというのは解ります。


【まとめ】

 次回作では2までの良かった点を思い出してほしいと思いました。1→2の進化は素晴らしかったので、次があれば今作よりは間違いなく面白いものになる筈、という希望を忘れず今後の行方を見守りたいです。
 3作続けて水中がダメだったので、次回作では水関連の能力が来そうですね。