2014年7月26日土曜日

ゲームクリア感想37:ウォッチドッグス(PS4版)


何を隠そう、2年前のE3にて発表された衝撃のプレイデモを見てからというもの、本作の発売日を指折り数えて待っていた人間の一人です(何しろ2年前なので製品版とはかなり違いますが)。
 発売延期などの諸騒動にもめげず、いざ起動して序盤数時間をプレイした後の感想は

「あ、あれ? こんな感じだっけ?」

というものでした。その違和感を埋めようと進めていく内に、少しずつ出来る事も増えてゆき、序盤終了あたりからようやくエンジンが掛かって熱中した次第です。

クリア時間は30〜40時間くらいで、メインミッション、サイドミッション、調査(ミニクエスト的な要素)、コレクティブルはコンプリート済です(残るはオンラインとミニゲーム)

【良かった点】

  • シームレスに繋がるオンライン
トップメニューからマルチプレイモードに移る必要もなく、接続待ち時間も短めなので気軽にできます。 
 特にオンラインハッキングが新鮮でした。アサシンクリードのマルチプレイのように、ルールも満足に説明されないまま放り出されいざ接続してみたら上級者に瞬殺されるといったこともなく、やることも単純だけど故に白熱します。
 相手は生身の人間なので、行動パターンを予測して動くのが非常にリアルというか、隠れんぼの面白さそのものをゲーム上で再現しています。物陰に隠れて左右を窺い、そろそろ近づいてきそうな気配がしたら逃げて、を制限時間まで繰り返すイメージです。
 普段、どちらかというとオンライン要素には消極的なのですが、これは何度もやりたくなりますね。

  • 街並みがリアル
シカゴに行ったこともないのに現実感を覚えます。
特にポウニーの地方感は日本の地方都市にも似ていて、どことなく親近感があります。
(メインで動くのは都市部だけど、なにげに自然も豊か)
また、街に居る大量のNPCの挙動も細かい。

  • ステルス攻略が楽しい
今最もSIRENに近いプレイ感ですね。デウスエクスもそうですが、ハッキングやジャックなどの乗っ取り能力とステルスの相性が良いのを活かした作りで、楽しめました。
ちゃんと不殺で拠点制圧も可能。

  • エイム補正がある
下手くそには嬉しい。戦闘自体も敵が多すぎたりボスが強すぎたりといったこともなく、ハッキングを駆使してまず頭数を減らすか、ステルスで一人ずつ確実にテイクダウンすれば難なく勝てます。

  • プロファイラーの革命感
昔誰もが夢見ていた要素が現実に!
すれ違うNPC全員にプロフィールが設定され、そのパターンも豊富。
ハッキングすれば銀行口座から金を盗めたり、素材を入手できたり、果てはなんでもない日常会話を盗み見れたりします。プロフィールの文章も短いながら面白い。

  • 実在するミュージシャンの曲をゲーム内で聴ける
ファストトラベルがあるとはいえ移動時間が長くなる時もあるので、そういう時には退屈しないです(簡単ながらプレイリストもゲーム内で編集可能)
あと、メインミッションでも何度か流れて非常に盛り上がります(ファークライ3のあれが好評だったのだろうか)

  • ドライブが楽しい
音楽を聴きながら高速道路を飛ばしているだけで結構楽しい。
操作にクセはあるものの、その内気にならなくなりました。


【気になった点】

  • フィクサー契約と犯罪予測がひっきりなしに来る
前者は4種類くらいあるカーレースで、後者は犯罪の起こる場所に赴いて犯人と被害者を特定し未然に防ぐ、という内容なのですが、これが無制限クエスト(という表現でいいのか)で、こなしてもこなしても通知が表示されて辟易しました。せめて通知をOFFに出来れば…
ゲームとはいえ犯罪を放置しておくのも気になるし。
あと、フィクサー契約だけ他のサイドミッションに比べやたら数が多いのも気になりました。制限時間がシビアで難易度の高いものもあり、全種類の契約達成が条件になっていたらトロフィー取得も諦めていたかもしれません(実際には一定件数クリアでOK)

  • シナリオもキャラクターも芯が弱い印象
シナリオは行き当たりばったりで、キャラクターも主人公以外あんまり魅力を感じなかったです。主人公にしても、敵を追う動機が今一つ弱い(主人公にとってはこれ以上ない動機なんだけど、それに関する回想などが少ないので伝わらない)ので、最後まで距離があるというか。アサシンクリード初代なんかは「自分がこの主人公を何とかしてやらねば!」と思わせる始まりだったのですが…
 他のキャラクターも、意味深に登場したと思ったらすぐ退場したり、そこは掘り下げが必要ではという所で会話が終わったりと、第一作という差し引きがあっても消化不良でした。

  • 理不尽な警察
発砲したのは相手だけで主人公は銃も抜いていないのに、市民の通報を受けて駆けつけた警察が狙ってくるのはこっちという。設定上主人公が追われるのは仕方ないですが、一度警察を呼ばれると振り切るのが手間なので、何度かわざと殺されたり降伏したりしました。
殺すと主人公の評判が大きく下がり、ますます通報される可能性が高まるので、悪人プレイでもない限り大人しく降伏するか手間を承知で逃げるか…

  • ステルスドライビングを活かせた試しがない
エンジンを切って隠れてヘリコプターの目を誤魔化せた所で、地上のパトカーに見つかったら無意味だし、そもそも隠れるより高速道路に乗って全力で飛ばした方が速いんですよね。或いはボートに乗って海上へ逃げるか。
割と楽しみにしていた要素なので少し残念でした。

  •  ミニゲームやオンラインが進行状況に数えられている
ご想像の通り、一定の条件をクリアしないと進行状況が100%にならず、当然トロフィーもコンプリート不可です。
 正直な所、UBISOFTのゲーム内ミニゲームが面白かった試しがないんですよね…(どのゲームもそんなものかも知れませんが)
あと、ウォッチドッグスに限らず、ルールの説明が簡素なのも何とかして欲しいですね。
「ポーカーやチェスのルールなんて全員知っているだろ」という姿勢もちょっとモヤモヤします。


【まとめ】

続編に期待が持てる良作でした。全部の要素が洗練されているわけではないので、まだ散漫な部分が残るものの概ね満足。
公式の動画やトレーラーで期待し過ぎると、序盤の単調さに困惑する可能性大なので、ある程度メインミッションを終わらせてから(せめてAct1まで)他の要素に手を出した方が良いかも知れないですね。いずれにせよ今後も期待できそうです。
 人によっては操作に慣れるまで時間がかかるかも(☓ボタンと◯ボタンの役割が海外準拠なので)

次回作は今頃もう制作してそうですが、今度はカメラ付きラジコン的な物を飛ばせると良いなと思いました。広い街中で監視カメラ探しに苦労したので……

0 件のコメント:

コメントを投稿