2013年2月28日木曜日

ゲームクリア感想10:ドラゴンクエスト7 エデンの戦士たち(3DS)

クリア時間は66時間。
居残りはアイラにしました。
8以来、約8年ぶりのドラゴンクエストになります。

 PS版は一周目をヘルクラウダーで詰み、二周目はラスボスまで行って一回負けて、かといって再挑戦やレベル上げをするわけでもなく移民の町をチマチマ発展させてその内飽きて放置という情けない有様だったのですが、今回は全編通して全滅回数一回(イノップ&ゴンズ二戦目)で済みました。
DQ7トーク定番の「かみさま◯ターンで倒した」論議がさっぱり解らない 、という事はこれで無くなりそうです。

 これでクリアしていないナンバリングDQは4(PS版でラスボスに負けて放置)、6(アクバーのお供が呼んだベホマスライムにアクバーの体力全回復され絶望して放置)、9と10(未プレイ)だけになりました。
 というか今更だけど9面白そうだな……


【好きな点】
  • 相変わらずシナリオが面白い
山場その1であるダーマ神殿編の熱い展開、グリンフレーク完結編の後味の悪さ、普通ここで作る気力が途絶えるだろう、という後半からラストに向けてさらに続いていく展開などなど、どうやったらこんな大ボリュームの話を面白く完成させられるのか……と想います。ルーメン完結編の「チビィイーー!!」という悲痛な叫びに泣きました。
  • 入手ゴールドの増加
DQは毎回最後まで金欠なのですが、今回のリメイクは「味方の装備が揃えられない」という事が殆ど無かったです。ゲームの中でもいつまで経っても貧乏なのが嫌でDQから離れた、というのも正直あるので、これは嬉しかった。
  •  戦闘スピードが早くなった
冬の月曜日の寝起きのようにモッサリだったPS版の戦闘に100時間以上耐えていた昔の自分は何だったのか?修行者か?と思うくらい快適になりました。 でも当時はどのRPGもあんな感じのテンポだった気がします。
  • 熟練度上昇速度がアップ!
盗賊などの熟練度が「とてもはやくあがる」職業だと、一つのダンジョンを攻略してるだけでマスターしたりします。 特に稼ぎをしなくても、ラストダンジョン前には勇者をマスター出来るくらいかと。
  • 貴重な回復・成長アイテムが豊富に入手できる。
いのりのゆびわが5つも集まったDQは始めてです……ちょっと多過ぎる気もしますがお陰で快適に進められたので。種もおつまみ感覚で手に入るので、K氏につぎこんでも挽回が効くのではないでしょうか。
  •  病的なまでの会話の豊富さ(しかも面白い)
 PS版の時も感じたけど、何というかここまで出来るものなのかと……個人的には町人会話が面白いRPGに外れなしですね。このソフトとか。
  •  BGMがフルオーケストラ
音質が良いと評判のノーマル3DSでプレイしたのもあってなかなかでした。
  • シンボルエンカウント採用(一部例外有り) 
シンボルエンカウント採用になったのが購入理由の一つです。
  • インターネット経由で手軽に出来るすれちがい通信(3/6追記)
24時間に一回限りという縛りはありますが、少しずつ集まってゆく移民、人によって構成が違う上に報酬もそれなりに豊富な石版ダンジョンと、モチベーションを途切れさせない工夫があります。このシステムのお陰でほぼ毎日起動しています。
  • モンスターのモーションが豊富(回避や睡眠、逃走モーションまでしっかりある)
  • スライドパッドでもメッセージが送れるので指が楽。


【気になる点】
  • 移民の街とモンスターパークの解りにくさ
「改悪」と言うほどでは無いですが、移民の町はPS版から好きな要素だったので今回の仕様には落胆しました。通信ありきの仕様になるのは予想してたけど、町で見慣れない人間を見つけ次第声を掛けて町に送って発展させる単純さが懐かしいです。ゲーム内でも一定数は勧誘できますが、シナリオ進行に合わせて出現するため、移民の町の発展は遅々として進まず楽しみが減りました。
 モンスターパークも機能が開放されるのがかなり後な割に序盤から行けるようになったので、序盤は移民の町とモンスターパークの機能は何がどう違うのかよく解らなくてメダパニに掛かる一方でした。しかも重要な説明をしてくれるのは一回限り。
 更にはUI全般が直感的ではなく地味に時間が掛かる (石版の整理に顕著)。

 付け加えるなら、通信を行う場所と通信に用いる石版を整理する場所が地味に離れている事自体が設計ミスだと思います。
  • 同じ場所をしつこく行き来させられる
サブクエストが豊富にあって何回も通うならともかく、単にシナリオ上で何回も通わされるのでおつかい感が余計に酷いです。過去と現代の2回なら変化なり新たな宝箱なりを楽しめますが、同じダンジョンを計4回も行き来させられたのには本気で呆れました。しかも内一回は追加シナリオでわざわざ増やしてるんだからもう。
  • 一部の追加シナリオが改悪
現代フォロッド編は誰がどう言っても改悪。ゼボットとエリーの蜜月が現代の人間に呆気なく絶ち切られる空しさが良かったのに、下手に救済要素を加えたせいでヌルい話に堕してしまったと思います。
 後半にも追加シナリオがありますが、DQ1が3DSでリメイクされたらこうなるだろうなーという感慨以外には何もなかったです。
  • 序盤の謎解きが単なる作業に
ただ4つの場所を巡るだけ。これは謎解きを簡単にしたというよりただ移動時間に変換しただけでは……
  •  高いアイテム入手頻度に対してアイテム整理に時間がかかる
アイテムが多く手に入るようになったのは良いとして、民家のタンスやら壺やらを調べるたびに「とんがりぼうし」やら「たびびとのふく」やらの今更感溢れるアイテムも豊富に手に入ってしまい、その場に戻す選択肢も無いので仕方なく二束三文の盗品を店で一つ一つ売りさばいています。
 ふくろにしても2,3ページは鍵やらの貴重品で埋まってしまうので、ふくろからアイテムを探し出すにも微妙に面倒。「きちょうひんぶくろ」的なものが欲しかった。
  • ダンジョン内ではシンボルエンカウントの有り難みが希薄
 ダンジョンでは狭い道に図体のでかいモンスターがカビゴンの如く道を塞いでいることが多く、モンスターボールもないので一旦下がってシンボル回避しようにも新手が地中からニョキッ!とポップしてきて仕方なく戦闘。さて先へ……と思ったら二歩歩いてまたニョキッ。ランダムエンカウントから解放された感じがしない。
 大して強いわけでもないので戦った方が得なのは解っているんですが ……
  • 仲間会話システムがPS版と変化なし
移動しながら会話出来ればもっとテンポ良くなったし、更新表示(仲間の頭上に吹き出しとか)があったらボタンを押す手間も減った。好きなシステムだけど進化が欲しかった。
  • 戦闘中の会話が無くなった。
初戦闘の際、どこを探しても会話コマンドがなくて愕然としました。何のための二画面なのか。
  • ルーラが制限される場所が相変わらず多い
リレミトも使えないので、大きい城はダンジョンより面倒だったりする。砂漠の城とか。
  • 万能キャラを作るのが楽しいのに
PS版と違い上級職は覚えた特技や呪文が引き継げないのですが、これが萎えます。
そもそも、「育てたら皆同じステータスになる」の何が悪いのか解らないです。全員最強万能にする方が楽しい派だし。
  • 石版のヒントは増えてもそれ以外のフラグ立てのヒントが相変わらず少ない
トゥーラ大会とか投げ出す人が出るレベル。
  • これはドラクエ全体に言えることなんですが……
仲間加入時や貴重品入手時のあの長いジングルをスキップさせろと、初DQであったSFC版5の頃から思い続けて来ました。


【間違い無く遊べるDQだけど、"アタリマエ"がそろそろ辛い気も】
 自分が遊んできたDQの中で一番易しかったです。スタッフが発売前に話していたコンセプト通り、PS版をクリア出来なかった自分でも比較的簡単にクリア出来ました。
 買いかどうかで言えば買いですね。難易度低下は賛否両論ですが、DQに高難易度を求めていない人間としてはPS版に戻る理由がないです(移民の町と戦闘中会話は少し残念だけど)。
 ただ、いつか出ると言われ続けたリメイクが発売されただけでも満足……とは言い難いというか、新ゼルダ開発テーマみたいにあと少しでいいから「アタリマエを見直」して欲しかったです。

 私のように、ドラゴンクエスト7に何らかの悔恨を残している人は是非遊びましょう。
約10数年越しにようやくクリアして肩の荷が一つ下りました。

 

2013年2月23日土曜日

ゲームクリア感想9:ワイルドアームズ アドヴァンスドサード&ゲーム歴の空白期間について

 中古ショップで買ってから3年という史上最長の詰み歴を誇るソフトだったのですが、PS2の修理に伴ってめでたくクリアしました。
ワイルドアームズというと初代PSで出た2作目にはかなりハマったのですが、それ以降手を出すタイミングを失ったままここまで来てしまい、気づいた時にはシリーズが終了していました。
 
 この手の王道和製RPG自体が久し振りだったので、いかにもなシナリオ展開が新鮮というか懐かしいと思うと同時に、自分がPS2初期のRPGに微妙に乗り遅れたんだなという事も実感させられた気がします。
思い返してみると、PS2発売当時は主に資金面の問題で、あまりPS2ソフトを買ってなかったんですね。

……あれ?2001年から2003年までどういうゲームやってたっけ?
 自分でも不思議なのですが、記憶がすっぽりと抜け落ちています。

 確か、その時期は家庭事情やら学校やらが色々と立て込んでいて、ゲーム自体から離れていた気もします。
たまに初代PSやSFCのソフトを遊ぶくらいで、新作はほとんど買っていなかったし、寧ろ、小遣いの用途はゲームよりもCDや音楽雑誌に費やされていました。
 2004年の春頃にSIRENにハマって、そこから一気にゲームに復帰してPS2ソフトを集めたり、途中でゲームキューブを買ったりしている内にPS3が出たりして今に至ります。

 ワイルドアームズ3rdの話をするつもりが人生を回顧してしまいましたが、ずっと昔からゲームを続けていた気がしていたけど一時期離れていた、という事を思い出せました。

 余談ですが、当時集めていたCDは殆ど売って、それらをシコシコ編集していたMDも一年前に全部処分して、今CD棚はゲームのサウンドトラックが半分以上を占め、MD置き場にしていた引き出しはiPodやPSPやNDS関連のアイテムで埋まっています。 変わるものですね。


【良い所】
  1. 戦闘システムが2002年時点で完成形に近い。コマンド戦闘ではTOP5に入る。「面白い」というよりも、防御がARM(武器)のリロードを兼ねている割り切ったシステムなんかが理に適っている。
  2. 戦闘のリトライやどこでもセーブが出来るアイテムが序盤から潤沢に手に入る親切設計。
  3. 相変わらずテキストのノリが面白い。テキスト集が欲しくなるくらい。というか前2作よりも暴走してるしパターンも多いし、よくここまで熱量の多い文章を書けるなと心底驚く。
  4. 演出も相まって、ここまでクリティカルが爽快なコマンド戦闘RPGを他に知らない。
  5. 馬上戦闘は特にシステムが変わるわけじゃないけど見てて面白い。
  6. 大体30時間ほどで終わるボリューム。長すぎないダンジョン。
  7. エンカウントキャンセルシステムでストレス無く進める。 
  8. ローディングが早い。
  9. 後半入手出来る乗り物が格好良い。
  10. 町人の小さい男の子たちが可愛い。
【悪い所】
  1. 雑魚戦が意外に時間掛かる割に報酬がショボい。ボス戦ごとにラッキーカード(経験値2倍のアイテム)を全員に使ってようやく適正レベルになる。
  2. 背景に溶け込んでる隠し通路の入口や曖昧な町人のヒントなど、あと少しだけ易しくして欲しかった。少なくとも自分は攻略情報無しだとクリア出来なかった。
  3. エンカウントキャンセルシステムは良いけど、回数制限のせいで中盤からは2,3回しか使えない。
  4. 同じボスと何度も頻繁に戦わされるので飽きる。攻略パターンもさほど変わらない。
  5. せめて戦闘だけでもボイスが欲しかった。
  6. 頻繁に見ることになるメインキャラクターのポリゴンがちょっと辛い。当時やっても辛かったと思う。
  7. ラストダンジョンは解りにくいし面倒臭いし、消える床の判定はシビアだしで苦痛だった。
  8. ミレニアムパズルのダッシュ暴走による落下死(パズル自体は楽しいけど)。
  9. セレクトボタンでメッセージウィンドウの文字が消えてキャラ絵だけ見られる事は説明書に書いて欲しかった。
  10. ガーデニングや砂上艇は微妙に説明不足。
  11. あのラストの流れからあのエンディングは拍子抜け過ぎる。

 序盤は「今回謎解き簡単だな。これなら攻略情報無しでもクリアできるんじゃないか?」と思っていましたが、最終的には攻略サイト頼りまくりでした。

 「町人の会話テキストが面白いRPGは名作」と考えていますが、それを含めて金子彰史という人は天才じゃないかと思いました。シナリオは勿論、2002年の段階でここまで優れたゲームデザインを成功させているのも。いずれPS2アーカイブスでシリーズ作が順次発売されるとは思いますが、新作の合間を縫って他のシリーズ作品も遊んでいきたいですね。

 本棚のスペースを取るという理由で、『ワイルドアームズ ファルガイア年代記』を手放したのは勿体なかったかも……