2012年11月16日金曜日

サイレントヒルダウンプア プチ考察※ネタバレ注意

海外で発売されてから半年以上経っているのでもう一通り考察されているとは思いますが、プレイして何となく考えたことを書いておこうと思います。
当然ネタバレしていますので注意。


















要するに、ダウンプアの(メイン)キャラクターは2作目の換骨奪胎なのかなと思いました。

マーフィー=ジェイムス(罪の意識に苛まれる主人公)
チャーリー=メアリー
アン=ジェイムス(介護疲れの果てに怪物が見えた)
フランク=メアリー
スーエル=マリア(主人公を惑わす)
ブギーマン=ご存知、△様ことレッドピラミッドシング

 マーフィーとアンはどちらも似たような存在(ジェイムス)で、お互いスーエルに惑わされている。
マーフィーは「贖わなければいけないと思い込んでいる罪」と「贖うべき罪」の二つを抱えていて、前者は修道院裏世界でブギーマンを倒しチャーリーと会った時に終わったものの、後者はまだ終わっていない。
 アンの「街が終わらせろと言っている」というのはそういう事ではないでしょうか。
マーフィーはフランクのその後を知らなかった訳ですから、刑務所の世界はマーフィーだけじゃなくアンもデザイン(byヴィンセント)に関わっているのかも。

 マーフィーとアンは主人公とヒロインというより主人公と裏主人公の関係で、マーフィーがラスボスを倒してマーフィーのサイレントヒルを終わらせた後は、ストーリーはアンに引き継がれるのだと思います。
 ラストステージのマーフィーの姿はアンにとっての姿なので、ああいう展開になるわけです。
アンとプレイヤーにそう見えるだけで、マーフィーは、あの時でも自分の姿は自分のまま映っていたかと。

 そこでのアンの行動と直前のラスボスの行動には、牢を開けて囚人を象徴するクリーチャーを開放するという類似点が存在することも興味深いです。ラスボスにとってのそれは象徴的意味合いが強いと思いますが、アンにとっては「内なる憎悪の開放」という意味も含まれているのでしょう。
 実際、開放されたジャガーノート達はアンを攻撃しませんし。

 この説の一番象徴的なのがFエンディング、次点でBエンディングではないでしょうか。
特にBでは、裏主人公たるアンが2のマリア的存在であるスーエルと対峙する所で終わります。
そこで裏主人公のサイレントヒルも終わるのか、また続くのかは語られないので不明ですが……
 マーフィーとアンにとってのサイレントヒルが同時に終わったのがAエンディングで、C、Dエンディングはマーフィーに強制終了されたアンの話(ゲームオーバー)と言えるかも。


数少ないサブキャラクターも2を意識しているのかも知れません。


JP・セイター=アンジェラ

序盤に出会い、最後には何処かへ消える。「また会いましょう」とか言ってたし、大穴に何度も落ちても死なないメインキャラクターを考えると死んではいないと思います。自分の罪の意識と向き合うまで何度も繰り返すのでしょう。アンジェラも罪と向き合ったと言えるかは微妙でしたし。

リック=エディー

2のエディーは本来エディ・マーフィーみたいな明るいキャラクター設定(byサイレントヒルクロニクル)だったみたいですし、エクストラで読めるマーフィーによる人物評は「勇気がなかった」ですし……無理あるか?単にダウンプアオリジナルキャラなのかも知れないです。

修道女・男の子・女の子=ローラ

色々不明です。全員、主人公を真実に向けて引き合わせる存在?実在してない可能性?

修道女はマーフィーの贖罪意識の顕現、
男の子は 「息子を助けられなかった自分をチャーリーが責めている」というマーフィーの妄想、
女の子は車椅子に乗ったあいつと一緒にいるシーンがあることからアン説が有力みたいですね。
マーフィーにとって女の子に見えているだけで、実際は鋭い目線で銃を向けているのかも。
女の子が誘導する先に大抵クリーチャーが待ち構えているのも、悪戯心では済まない憎しみを感じます。

ネイピアは……一見エディーを想起させる風貌ですが、2に該当しそうなキャラクターはいないですね。


 大体こんな感じでしょうか。
リメイクでも日本未発売でもない久し振りのサイレントヒル、ゲーム自体の不満は数多くあれど、サブクエストや探索に集中出来る作りで、最終的には存分に楽しめました。
 しばらくは手放さずに取っておこうと思います。

 後、Book of Memories日本発売日決定おめでとうございます。
2013年2月14日……その時期は個人的に欲しいゲームラッシュなので厳しいですね……


 


2012年11月11日日曜日

ゲームクリア感想4:サイレントヒルダウンプア

日本語版はすっかり諦めていましたが、無事発売された8作目のサイレントヒル。
とりあえず一周目はアクション難易度をEASY、謎解き難易度NORMALでクリア。
エンディングはBとDでした。プレイ時間はサブクエスト半分くらいやって13時間。

全盛期の"らしさ"は薄れてよくある佳作に止まってるけど、下手にマルチプレイとか冒険して破綻するよりも、(今時)オフライン専用で手堅くまとめたのは好感が持てました。ただそれだけで、正直シリーズの中では今ひとつ物足りない部類です……

【良い所】
  •  敵が少ないので探索に集中できる謎解きメインの作り。
  • サイレントヒルの雰囲気を忠実に再現しており、探索それ自体が楽しい。
  • トロフィーが取得しやすい(アサシンクリード2並に取りやすい)。
  • サイレントヒル独特の恐怖感は薄れたけど、ホラーゲームの恐怖はしっかりある。 
  • 被ダメージの演出が凝っている(ダメージを受けるとライトにも血が飛んで光が赤くなったり)。
  • 日本語版のジャケットが素晴らしい。
  •  時間が掛かったとはいえ、ちゃんと日本語版が発売されたこと。
【悪い所】
  •  処理落ちが酷い。フリーズこそ今のところ無いけど、あまりに多発するのでしょっちゅう方向感覚が狂う。
  •  操作が地味にストレス溜まる。武器の投擲なんてそうそう使わないし、救急キット即使用に割り当てるボタンを地図に当ててほしい。
  •  そもそも、日記に操作説明も各種テキストも地図もひとまとめにしたせいで使いづらくて仕方ない。
  •  イベントがスキップできない。何周もするゲームでこれは無いんじゃないかと。
  • 裏世界がつまらない。不条理世界というよりテーマパークだし、特に後半の即死要素やQTEはうんざりした。
  • クリーチャーはどれも人型で、しかもやたらコミカルで怖くもなんともない。0やホームカミングではしっかりデザインされてたのに、ここまで劣化するとは。
  • そのクリーチャーとの戦闘も、連続攻撃でハメるかハメられるかしか無くてつまらない。敵が少ないのだけが救い。
  • どんなにゲームとしては問題でもストーリーだけは外さなかったのに、今回それも薄味。
  • 強制で歩きになる場所が多い。
  • サブクエストといっても大した報酬があるわけでもなく、トロフィー取得したらそれで終わり。
  • オープンワールドの楽しさが希薄。武器の種類は少ないし集める楽しさもないし、集めてもゲーム進行上強制ロストする。意味不明である。
  • メニュー画面のB級映画っぽい叫び声はサイレントヒルに合ってない。
  • 変な光に追いかけられても怖くもなんともない。追いかけっこだけなら前作シャッタードメモリーズの方が緊迫感があった(前作は前作でガッカリな内容だったけど)。
  • 8作品も出してたら仕方ないけど、ステージも演出も旧作で見たようなものが多い。 
  • オートセーブはいいけど任意にセーブできない。

 正直、シリーズファンかトロフィー取得目的以外では人に勧められないですね。
最新作だけあって今からやる分には取っつきやすいけど、このゲームを好んでやる人が求めているのはそういう事じゃないですよね。わかります。

 開発が海外であるとかは一切関係なく、8作続いたホラーADV路線も限界なのかなと思います。
それを踏まえたのか、海外ではPS Vitaでゲーム性をガラっと変えた9作目「Book of Memories」が発売されましたが、こうやって劣化を見せられるくらいなら路線変更した方がまだ良いと思うので、支持します。
そもそもPS Vitaを持っていないのですが……

※11月14日追記

 三周目を終え、無事プラチナトロフィー取得しました(総合して25~30時間ほど?)。
サブクエストの為にあちこち探索して回るのがとても楽しかったです。
「サイレントヒルってこんなに面白かったのか……」と思うくらい。
佳作とは言いましたが、じっくりやれば良作かもしれません。

2012年11月6日火曜日

ゲームクリア感想3:デッドライジング

OverTimeまでクリアしました。

結論から言うと、体調の自己管理を忘れるほどに良い意味でも悪い意味でも熱中して、見事に体調崩しました。
普段ゲームで独り言は滅多に呟かないのですが、悪い意味でハマりすぎて汚言が自然に口から出ていました。


  • 「離せ!離せってこのっ!」(レバガチャしながら)
  • 「どけよホラ!」
  • 「何でそうなるの!何でそーなんのこっちはちゃんとやったのに!」
  • 「相手してる暇ねーんだよ!!」
  • 「んんっ!クソッ!」
  • 「そんないちいち相手しないでいいから!」(わざわざ立ち止まって戦う生存者に) 
  • 「やっぱカプコンってダメだわ」(無根拠)
  • 「いい加減にしろってマジで!!!」(中庭のあいつらで5回目の死を迎え)
  • 「何だよもー!このゲーム!!」
  • 「だーかーらー!早く来いって!!」
  • 「頼むから離して!」(時間制限が迫っているのにゾンビに噛まれ)
  • 「はー……っ」(言葉にならない)
  • 「んんっ(怒)」 (ゾンビに攻撃されたのに「途中で(無線)切るなよ」と言われた時)
  • 「だからカプコンのアクションってこういうアレが~あーもう……!」 
  • 「何だよ!どけよおぉ!」(暴走車にしつこく邪魔される) 
  • 「なああああああ!!!」
  • 「製作者……田舎!」(製作者はゲーム作り止めて田舎帰れ!という気分になったが、幾らなんでもそれは言いすぎだと冷静になり抑えた)
  • 「Noooooo!!」
  • 「もうやる気なくした~(目的地手前でタイムアップを迎えてガチ半泣き)」
  • 「……はあっ!」(掛け声じゃなくて強い溜息)
  • 「カプコン……!カプコン!!」(意味不明)
 
 特にストーリーを追うと、中盤からかなり時間制限がきつくなるので、ショートカットルートを開拓していない状態だと毎回ギリギリになって上記の暴言の発生率が高まりました。四六時中こんな調子なので精神衛生に悪く、かといって途中でやめる気にもなれずイライラしながら進めていたら、翌日頭痛がしました。

 本編を無視して進める分にはそれ程でもないのですが。
本編を進めなくても生存者を見殺しにしてもエンディングは見られるのは良い点ですね。
 時間が余ったら約束の時間まで待ち合わせ場所で放置していればクリアになる気楽さも。
あと、周回がほとんど苦にならない(モチベーションを保てる)のは素晴らしいです。
 わざと序盤を難しくして、「こんな序盤で投げ出しそうになるなんて情けない……」という気分に持ち込んでレベル上げをさせるゲームデザインが腹立たしいまでに大成功してますね……
 本編クリアしてからも、実績集めやらで何周もしたくなる引力があって止め時が難しい。


 それでも、楽しいんだけど合わなかったです。
 まずレベル上げしないと何も出来ない周回前提のシステムも取っ付きが悪いし、夜中の暗すぎる屋内とかスキップできないメッセージとか、(他の人間キャラは復活しないのに)倒しても次の日には復活してる中庭の三人組とか、セーブポイントの少なさとか、どれも発売当時に挙げられていた欠点ですがやっぱり気になりました。ゲーム内からタイトル画面に戻る項目がないのも地味に面倒。
 写真撮影は、「零」の撮影アクションの爽快感を知ってしまうとオマケ要素でしかない。

 思い通りに動かない生存者にもイライラしますが、それをうまく動かして救出成功させた時の達成感に比べたら微々たるものなので、あまり気になりませんでした。
強い武器で生存者を巻き込むと大惨事なので、そこで体術を使って助けたり攻撃力の低い武器を使ったりするのも考えられていると思います。
 手を繋ぐよりおぶらせてくれ!とは思いましたが。特にOvertimeの後半は。

 とりあえず、精神衛生のために本編の爆弾解除はもう二度としません。
一度レベルさえ上げてしまえば楽になるので、根気のある人は楽しめると思います。
2は別にやらなくていいかな。